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介護の仕事

 介護職員の仕事は忙しく、細々としたものもあり、途中ご利用者に呼ばれたり、ソワソワしていたら手が止まります。

 未経験の方だけでなく、経験者であっても職場により、ルールが違いますので、覚えるのは至難の技です。

 そして、厄介なのが、「私はこうしてる。」という教え方をする人が多く、その通りにすると、違う職員からしかられることもよくあります。

 教える職員によって、教えることが違うので、さらに新人職員は混乱するんです。

 また、とにかく先輩職員は、「止まったら死んでしまうのか?」と思うほど、動きまわっています。

 質問もしにくいし、あせるし、我に返った先輩職員に「何処まで終わってる?」「まだ終わってないの!」など言われようものなら、どこまでもへこみます。

 特に仕事が遅い、周りの職員に迷惑を掛けてしまうので、スピードを意識する職員は多いように思います。

 しかし、未熟な技術の職員が、スピードを求めると当然、仕事が雑になります。

 私は、繰り返し行うことで、手が速くなっていくものだと思っていますので、始めは時間が掛かっても良いので、丁寧にすることを心掛けるように指導してきました。

 身に付いてしまったものは、なかなか変えられないので、始めがとても肝心です。

 しかし、残念ながら仕事のスピードが早いことに、着目しがちな職員が多いように思います。

 そんな職員は、経験年数を重ねても、パットがネジ曲がっていたり、食事介助の後口の周りを拭かず、ガピガピになっていたりと、ご利用者に不快な思いをさせても、気がつけない残念な人が多いように思います。

 私も初心を忘れず、明日からも丁寧な仕事を心掛けていきたいと思います。

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