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【読書 #37】 ワークマン式「しない経営」

土屋哲雄氏の『ワークマン式「しない経営」』は、常識を覆す経営戦略を紹介する刺激的な一冊です。

ワークマンは「残業しない、ノルマを課さない、期限を設けない」といった方針を掲げ、「しない経営」を徹底しています。

この戦略により、10期連続で最高益を達成し、ユニクロを超える国内店舗数を実現しました。

特に注目すべきは、データ活用ゼロからデータを元にした「エクセル経営」に転換し、急成長を遂げた点です。

著者は、「残業するくらいなら決算期を遅らせろ」と指示し、実際に遅らせても株価に影響がなかったと述べています。

また、新ブランド「ワークマンプラス」を通じて「高機能・低価格という4000億円の空白市場」を開拓しました。

さらに、「両利きの経営」により、社員全員が経営に参画し、知の探索と深化を両立させることができると強調しています。

このように、ワークマンの独自の経営哲学は、企業の新しい可能性を示すものであり、多くの企業にとって参考になるでしょう。


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