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【読書 #35】 ファクトフルネス
『ファクトフルネス』は、私たちが抱く世界に対する誤解を解消するための指南書です。
本書は、データと事実に基づいた世界観を持つことの重要性を説いています。
著者ハンス・ロスリングは、賢い人々ほど「世界はどんどん悪くなっている」という誤解を持ちがちであると指摘しています。
まず、「世界の1歳児で、なんらかの予防接種を受けている子供は80%」という事実に驚かされます。
ロスリングは、この驚きをもたらすのは「恐怖本能」によるものであり、人々は悪いニュースに敏感になりすぎていると述べています。
「恐怖本能」は世界を悲観的に見る一因であり、事実に基づかない不安を生み出します。
また、世界の人口問題についても触れ、「人口増加がピークに達するのは2050年頃で、その後は安定する」というデータを紹介しています。
これにより、人口爆発の恐れは過大評価されていると指摘し、「直線本能」が人々を誤った認識に導くことを示しています。
さらに、「世界の80%の人々が電気を利用できる」という現実を挙げ、偏った情報に基づく思い込みを正します。
これらの事実を知ることで、私たちはより現実的でポジティブな視点を持つことができ、事実に基づく楽観主義の重要性を説いています。
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