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私が「勉強」は楽しいものって気づくまで。

「勉強」って、つらいものなのでしょうか。

少なくとも、私は、中学生から先生になるまで好きじゃなかったです。

では、「なぜ、大学に行ったのか。」というと、自立して生きるためと、大学では「遊べる」と聞いていたから。

うちは、浪人はさせてくれるけれど、国公立大学しか行かせないという方針だったため、一浪してもセンター試験で点のとれなかった私が受験できるのは、教育学部くらいでした。(今、どんな状況なのかは知りませんが。)

大学に行って、学童保育でアルバイトして、「子どもって面白い。」って思って先生になることを決め、採用試験のために猛勉強をして、教員になりました。

大学のゼミの勉強や卒論、幼稚園教諭になるための実技的な講義、音楽のピアノなどは好きでしたけれど、英語は1年で挫折したし…。

卒論が楽しかったのは、学童保育で体験した遊びの重要性を文献と重ねて論じたから。フィールドワークから書いたからです。

特に好きな教科がなかったので、国語や社会などの教科を専門で勉強する課ではなく、「教育学」を専門で学ぶ課に入っていたのが良かったのかもしれません。

そんな私が勉強って楽しいって、心から思えるようになったのは、先生になってから。

何年目からなのかは覚えていないけれど、「勉強って楽しいじゃん。」って、先生になってから思うようになりました。

社会見学は、いつも、「先生が一番楽しそうだね。」と子どもに言われるほど😅

ただ、楽しいって思えるところまで到達するためには基礎学習が必須で、それは、面白くもなんともないこと。

勉強っていうものは、基礎学習と学びとを分けて考えた方がいいということ。

学校って場は、漢字や計算の基礎の部分を勉強って強調してしまうから「勉強って面白くない。」が先行してしまうこと、が分かってきました。

だから、どの教科にもそれぞれの特色に合わせた楽しさがあるので、それを全面的に伝え、合わせて基礎力の大切さも伝えるようにしてきました。

そして、私にとってわが子育ては、「勉強って楽しいんだよ。」ということが本当に伝えられるか、というチャレンジです。

幸い二人とも、今のところ、「勉強が好き」と言っています。

次男は基礎学習に必要な努力は基本的に嫌いだけど、必要性は自分で感じ、頑張り続けています。

長男は、勉強が心から好きそうです。

次男も、努力の部分を二人三脚で頑張って、私自身が感じている各教科の基礎力だけをつけてやったら、あとは自分で好きな方向へ進んでいくと信じています。

先生っていう職業についたことで気づけた「勉強って楽しいんだよ。」という気持ちを親として、塾の先生として、非常勤講師として(今年は)伝えていけるといいなぁと思っています。

No.84





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