見出し画像

塾・通信教育なし中学受験で合格

塾と通信教育なしで中学受験をしてみて役に立ったことを書き残しておこうと思う。

結果的に、息子が第一希望の公立中高一貫校に合格したので、まあ、書いてみてもいいかな、と、思って。(受験の詳細は、前回の記事に。)

なぜ、そもそも塾なしで受験にチャレンジすることになったのか、というと、私が元小学校教師であるので、自分の思うようにやって子どもに学力がつくのか試してみたいという好奇心と、住んでいる場所に塾がないという立地条件、フェリーに乗って塾に通わせるのは大変だなぁという経済的・時間的な問題からである。

分かったことは、塾なし・通信教育なしでも中学受験には充分にチャレンジできるということ。

でも、良い教材、模擬試験、話し相手は必要である。

では、具体的にどんな風に育ててきたのか書いていきたい。

もともと中学受験させるために育ててきたわけではない。だが、中学受験にチャレンジしたいとなった時にそれ相応の実力がなくてチャレンジできないというようなことにならないようにということは念頭にあった。受験するかしないかは、子どもの問題だと思っていた。

一番大切にしてきたことは、勉強を嫌いにならないようにすること。

時系列で書いてみる。

幼稚園
幼稚園の年長の夏ごろから1週間に1回30分、家で塾ごっこをして字を書くのと算数の基礎を教えた。

1年生
1年生からは、15分勉強として、学校の宿題とは別に計算5分漢字5分書き写し5分学校の進度とは関係なくやらせた。
漢字辞典と国語辞典を買い与える。

2年生
2年生の秋から近所の子どもを教え始めたので、そこに週に1回、百マス計算などを近所の子とする勉強が加わった。(塾は、その後、人が増えて今は複数の子と一緒に基礎的な勉強を週に一度している。)
日本の歴史の漫画を買いそろえたのは、この頃。
読売小学生新聞もこのあたりからとり始めた気がする。

3年生
3年生の秋に、四谷大塚の全国統一小学生テストに参加し、テストに太刀打ちできる力をつけたいという思いから、四谷大塚の予習シリーズを週に1回やることに決め、取り組み始めた。(テストは、受けて上位50人に入れたら東京に行けるよって声をかけた。)

統一テストは、ずっと受けていて、テスト前にそれなりに勉強するようにした。

5年生
大崎上島に公立中高一貫校ができた時からその学校に憧れてはいたが、受験のための勉強を始めたのは、5年の12月頃から。適性検査用の問題集と公立中高一貫校模試、過去問をやった。

とまあ、書いてみると、すぐ書き終わるような感じ。

次、教材。

長男に関しては、字を読むのが好きだったので、読む練習はしていない。2歳頃から字を読んでおり、早い時期から大人の新聞も読んでいた。

まず、15分勉強。書き写しは、昔話から始まり、子ども新聞、参考書などいろんなものを書き写しさせた。

計算ドリル、漢字ドリルは、最初は算数は、プリントOKの問題集を使っていて漢字ドリルはテキトーだった。漢字検定の問題集もよくやった。途中から四谷大塚の一歩先行くシリーズを愛用した。計算ドリルは、5年生は2回したかな。

四谷大塚の予習シリーズは、5年下くらいまでやった。過去問を解いたり作文の練習をしたりする時間を確保したら予習シリーズをする時間は結果的になくなった。だが、4年、5年の冬までコツコツするには良い教材だと思う。

あと、出口先生の論理国語もやった。

続いて模試。

模試は、公立中高一貫校模試を5年の1月からずっと受けた。会場で受けると子どもが受けている間に親も勉強会があって、勉強させてもらえるので塾に通っていない身としてはありがたかった。

フォローアップなど、とても利用させてもらえた。

四谷大塚の全国統一小学生テストは、ずっと受け続けてよいペースメーカーになった。

最後の話し相手。

私が英語を趣味で習っていて、その先生によく相談していた。特に英語に関しては素人なので、よく教えてもらった。

塾なしで良かったのは、時間の制約が少ないこと。
模試と教材費だけでも何もしないよりは結構かかったけれど、まあ、経費は抑えられた気がする。

良くなかったのは、親のやる気が子どものやる気になってしまうこと。親が体調が悪かったり気分が優れなかったり忙しくて相手できなかったりすると、子どもの学習がストップする。子どもが勝手に進めるのはうちの子には無理だった。最後の方は、ある程度1人でするようになったが。

あと、親が策略を立てないといけないのも大変だった。先輩パパさんやら公中検(模試)の先生やら本やらYahoo!ニュースやら、たくさん勉強した。私は趣味みたいなもんやったから楽しかったけど。

塾なし受験の1例だが、こんな感じ。
今、また、次男と塾なし、通信教育なしで受験にチャレンジ中だが、長男とは全く戦法が異なってる。
たぶん、今の方が、参考になること多そう。
こちらは、また、成功すれば、書く時が来るかも。
成功する見通しもなく、ただ学力、読解力がつくといいなぁと思って、彼が諦めない間はつきあってる。意外と成績が上がってきて、チャレンジできそうなとこまできたので、諦めないことってだいじなんだなぁと彼から学ぶことも多い。

長文を最後まで読んでくださりありがとうございました😁
何か役立つことがあれば幸いです。

No.159

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?