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子どもの好奇心はこうやって育つのね。

先日、我が家の庭でヤゴの羽化が始まりました。
初めてのことなので、興奮して小さな子どもがおられるご近所さんに声をかけました。

すると、朝のバタバタして忙しい時間に関わらず、見に来て子ども達と観察して出掛けて行きました。

そして、夕方、再び、お母さんと一番ちっちゃい子が脱け殻を観察しに来ました。

次の日の朝、今度は、二番目の子が学校へ行ってて見れなかったお兄ちゃんを連れてやってきました。

そのまた次の日の朝、今度は、上二人がまだ見てなかったお父さんを連れてやってきました。

とまあ、何日にも渡ってトンボのヤゴの脱け殻を観察してくれたわけなんだけど、素敵だなぁと思いました。

というのは、
「子どもの好奇心を育てるには、親がまず楽しみましょう。」
という子育て記事を読んだことがあるんだけど、お母さん、相当楽しそうでした。

そして、一緒に来ていた2歳のぼく、良く分かってないだろうに「ほほぉ。」なんて、いっちょまえの顔してた。完全にお母さんの顔まね。

お母さんが感心してるのはすごいことなんだ、と、肌で感じてるんでしょうね。

5歳のぼくは、「生まれて初めて見た。」って、こっちも大興奮。(私も生まれて初めてだったけど。)

時間がないのでちょっと見て出掛けて行ったのですが、その後何日にも渡って観察するのに繋がりました。

子どもの好奇心の芽を潰しちゃいけないって常々思って生きているけれど、こういうことなんだろうな、と、思わせてもらいました。

お母さんが、ほぉっと感心して見てるのは、すごいものなんだ。一緒にほぉっと観察してみると、なんかすごい楽しい気分。

そんなことの積み重ねが「知りたい気持ち」を自然に育てていくのでしょう。

子どもと同じ視点で楽しむ。子どもと一緒に楽しむ。

そして、子どもが見せたいと思ったことにつきあうお父さん。

彼も子どもの気持ちを尊重しています。

小さいときのこういう体験がちょっとずつ積み重なって、好奇心を育んでいくのでしょう。

子ども達は、途中経過は見れなかったけど、こんな感じで羽化していきました。計3時間くらい。

脱け殻だけ見ても興味がわかなかったと思うし、声をかけて良かったと思いました。

忙しい時間だから躊躇しましたが…。

そういうことに興味のない方で、でも子どもの好奇心は育てたいって方は、とりあえず、演技でもいいんじゃないかなぁと思います。

子育てのためにと思ってやってみたら面白さに気づくってこともあると思います。

何気ない日常の中での親子のやり取りって大事なんだろうな、と改めて思った出来事でした。

No.138

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