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文章の秘伝のタレを知る(アドバンス講座レポ2回目)

ライター塾アドバンス講座第2回!



前回、自分の推しについて書いた記事を、今回はえずさんから直接添削してもらえた。

私の推しは日記を書くこと。

思いつくまま手書きでざざっと記事を書き、文字を打ち込みながら無駄な文章を省いていく。

声にも出して読んでみる。

よしよし、500文字以内で書けたぞ、言いたいことも詰めるとこができた。

今思うと自己満足でしかなかったが、書いた直後の私は、
鼻の下を緩めながらいそいそと提出した。

お調子に乗って書いたこの記事が、自分の弱点丸出しになっていることにも
気がつかずに。

講座の日、わたしは出席することができなかったので、後日アーカイブで視聴した。
(アーカイブほんとありがたい…!)

気持ちをぎゅうぎゅうに詰め込んだ、たった500文字の文章をえずさんは、
機織りをするように、一文字一文字を丁寧に紡ぎながら、添削されていく。

そして、少ない文章の中に浮き上がるわたしの荒削りで未熟な文章が、
包むように優しく、しかし鋭く的確に、えずさんによって磨かれていった。

そして、えずさんの添削が入るとわたしの文章は生まれ変わったように、言葉がいきいきと輝きだす。
言葉の原石が研磨されて、まるで宝石のように輝いていくように。

あーーーーやっぱりすごい。
わかってたけど、改めてすごいと実感する。
文章が、全然違う表情になる。

500文字という短い文章がより濃く、色鮮やかな記事になった。


記事の添削で指摘があった「タイトルと、着地点が違う文章」

お恥ずかしながらこの癖は10代からで、「きむらの文章は、何が言いたいかよくわからない」と友達にさえ、指摘されていたわたし。

あの頃から何も成長してない自分に呆れるしかなかった。

もう今年で50歳。

いろんな形で文章をずっと書いてきたのに、全然成長できていないという悲しみ。
いやいや、悲しんでいる場合じゃない。
これがわたしの実力なのだ。

添削してもらうと語彙力の弱さとか、表現力の未熟さとか、
自分が今まで見えてなかったもの(見ようとしてこなかったもの?)が浮き彫りになったような気がする。

アドバンス講座、今回もじわじわとボディーブローのように効いてくるぜ…。

添削してもらうって大切だ。

わたしの漫画原稿も編集さんのチェックがなければ、とてもじゃないけど世に出せるものではない。

それほどに、赤字を入れてもらう事は重要なのだ。

さらに講座は進み、人に届けるための文章の秘伝のタレ(形)の講義を受ける。
(私が勝手に秘伝のタレと命名した)

わたしがえずさんの文章につい引き込まれるのは、このタレ(形)を使って書いてたからなんだ!と衝撃を受けた。
(もちろんえずさんの言葉の力があってこそだけれど)

このタレ(形)を実践すれば、どんなシーンにも使えるのではないかと思わず鼻息が荒くなる。

今までの私は、思いつく感情のままに文章を綴っていたから、
いつも着地点が行方不明になっていたのだ。
(文章暴走機関車…)

そして授業はさらに仕事として企画を立てる、という課題へと進む。

…企画!!?(思わず二度見)

企画を立てるとは、どのような媒体の雑誌で、読者はどんな人で、何をテーマにして書きたいか、何を伝えたいか。

自分が普段何気なく見ている雑誌について、どんな読者層で、何を求められているのかという視点で見た事がなかった自分に気づく。(漫画家なのに)

普段、どんなことにアンテナを立てて、どのような視点で情報を見ているかが求められる。

いかにぬるりぼんやり生きていたかということを思い知らされて、恥ずかしくて頭から蒸気が出る。

現在、寝ても覚めても頭の中で呪文のように「企画キカク…」と呟いている。
(出てこない)

今回も、自己の弱さを見つめ、使ったことのない部分の脳みそを脱水にかけるみたいにフル回転して、ぎゅうぎゅうに絞りつくした時間だった。


一体、半年後にはどんな自分になれているのだろう。

まだ2回目なのに、自分と未来にワクワクしている。


ちなみに、今回添削してもらって修正した記事も、こちらに載せたいと思います。↓
(ちゃんと指摘されたところ、直せているかなあ…)

日記は人生を変える

とにかくわたしは何をしても続かない。
これだ!というものに出会っても、一瞬ハマったとしても、あっという間に心が通り過ぎてしまう。

そんなわたしでもかれこれ30年以上続いていること。

それが日記だ。
しかも毎日。

「このデジタル全盛の時代に日記〜?」と笑われるかもしれない。
しかも手書きに限る。

「書けば叶う」と言う言葉を聞いたことはないだろうか。

物欲の妖怪だったわたしは20代の頃、とにかく欲しいものは全て日記に書いていた。
新製品のコスメ、流行りのワンピース…。

さらに夢も書くようになった。

希望の仕事に就きたい、彼氏が欲しい。
子育てが辛い時期は、漫画家になりたい。

なぜか日記に書くと、不思議な縁が繋がって現実になった。

そして私は気づいた。

日記に書いた事が全て叶っていることに。

もともと書き文字は、古来から呪術に使われてきたほどの力がある。
使わない手はない。

さらに気持ちを整理するために思いついたことをひたすら書き綴る。
それもいい、驚くほど心が整理される。

頭の中で同じ悩みを何度も脳内再生しなくて済む。

自分しか見ないのでそこにルールはない。
毎日書けなくてもいいからぜひ、自分の夢を日記に書いて、人生を変えてほしい。

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