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#気ままな男の独り言 No.5

『食レポ』
僕には、食レポは向いていない
向いていないというか、全くできない
なぜかと言うと、自分は自慢するわけではないが、味オンチだからだ
味オンチといっても、一応料理の味は感じるので、味覚障害では決して無い

要するに、自分は腹が減っていれば、たった一つの苦手食材を除いて、全てがうまいのだ
テレビなどで、色々と語っている芸能人がいるが、尊敬する
但し、コメントの内容で、コメンテイターの本音が少しずつ解ってきた
本当にうまいと思った時のコメントは、
 ・この料理は、今まで自分が生れてきて食べた中で、これを超えるものはない
 ・この深い味わいを醸し出すために、〇〇〇を隠し味に使った絶妙な手法は素晴らしい
 ・この食材たちを最高の形で、そして最高の味を、この一瞬に引き出している

逆に、本当はそれほどうまくないのに、テレビ番組上、仕方なく、そして苦しいコメントは
 ・何か、奥深い雰囲気と、ベールに包まれた不思議な味です
 ・この初めて出会った新感覚は、なかなか表現が難しいです
 ・これは・・・・・です、と言ったまま、コメントに詰まり、言葉を濁す
つまり、決して“うまい”“おいしい”というワードを使わない
コメントの語尾が、丁寧になり、その人のキャラにそぐわない
一口食べただけで、すぐに長―いコメントで尺をつなぐ などなど

やはりテレビの影響力は凄い
ひとたび、有名芸能人が訪れ、美味しいとコメントしようものなら、翌日から長蛇の列
そして、暫く続く
反対に、テレビではあからさまには言わなくとも、先述のような(本音は美味しくない)コメントであれば、すぐに客足は止まり閑古鳥が鳴き、最悪倒産にもなりかねない

もしも僕が食レポをしてみたら?
 ・まず無名で何の影響力も無く、そもそもテレビ局から声はかからない
 ・もし地方局から依頼があったとしても、コメントはシドロモドロで、ただ“うまい”としか言えない
 ・カレー店の食レポでカレーの上に、まさかの“福神漬け”でも乗っていようものならテレビの生放送中だろうが、“見ただけでマズい、気分が悪くなってきた”と言葉に出してしまうだろう

自分は、殆ど料理が出来ない、というか、した事が無い(チョットだけ興味があるのだが・・)
父の遺訓“男子厨房にはいらず”を頑なに守っているわけではないし、今どき誰も知らない
妻の手料理が美味しくて、文句の付けようがなく、大変満足しているからだ(ポイントGET)

話しを元に戻すが、人は腹が空いていれば、苦手な料理以外、何を食べても美味しいはずだ
自分としては、山に登った時、山頂で食べる“カップヌードル”の美味しさに勝るものはない

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