見出し画像

#あなたのリラックスタイムは、どんな時ですか?

『リラックス タイム)
自分は床屋に行くと、髪を切ってもらったり、洗髪してもらっている時、即寝てしまう
自分自身、その時間がとてもリラックスできるからだ
永年、お世話になっている床屋なので、椅子に座ると「いつものようにお願いします」の一言で済む
その後は、すぐに瞼が重くなり、夢の中

今は、料金千円の安い店も自宅の周りには、多く出来てきている
しかし、自分は値段の問題ではない
それ以上に、安心感・信頼感が何よりも大事だからだ
髪を切ってもらいながら、頭を前に“コックリ、コックリ”するので、
「大丈夫ですよ」と優しく仰っていただくものの、お店の人にとっては迷惑だと思う

しかし、自分で感心するぐらい、即爆睡してしまう
途中で、
“髪の長さは、どうしましょうか?”
“かゆいところは、ありませんか?”
“整髪料は、付けられますか?”
等のお尋ねも無用

当然、完全お任せだから、後で文句も言わないし、言う気も無い
自分は、何はともあれ自由な空間に包まれていたいのだ
極端に言えば寝ている時、刃物で傷つけられても、全く抵抗できないだろう
しかし、そこがお互いの信頼で繋がれている

最後に、“終わりましたよ”の優しい言葉で、夢の中から現実の世界に連れ戻される
自分としては、アッと言う間の時間に感じられる
しかし、時計を見ると、やはり約1時間が経過している

その後、代金を払い、出してくれたコーヒーを飲みながら談笑して店を出る
このルーティーンが、ずっと続いている
これが自分にとって、2ヶ月に1回の大きな楽しみのひとつになっている

髪を切った後、あの楽しみな時間を振り返り、“早く、髪よ伸びろー”と願う日が続く
しかし、自分は既に高齢者の仲間入りをした
髪が伸びる以上に、抜けて去っていく髪が多くなってきた

ツンツルテンになってしまったら、あの夢の世界が味わえなくなる
ハゲは、自分の楽しみを奪っていく
しかし年齢には勝てない
“強い風よ、吹くなー”
“僕の髪を、もっていかないでくれー”
と、強く願う毎日を過ごしている

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?