家でも家具でもなく「布団」に財産を注ぎ込む合理性と「住」の本質は「布団」にある話。
後輩が30万の布団を売るネットワークビジネスを過去にやっていて上手くいっていた(月収100万くらい)という事が発覚してウケると同時に、それが実に合理的な買い物だと思ったのでnoteに書いとく。
驚くことに「人間は生きるだけ」でお金がかかります。これは他の生物には見られない特徴の1つであり、さらに驚くことにお金は有限です。だから僕たちは無意識に損得の色んな計算をします。これを買うか買わないか、あそこに行くか行かないか。ちなみに僕にとって180円のおにぎりは高いです。
じゃあその有限なお金を何に使うか?というテーマが人生につきまとってきますが、これの模範解答の1つは間違いなく「布団」です。これは「住」の中に含まれるアイテムの1つなんだけど、多くの人が「住」が抽象度が高い概念ゆえに「住」を具体に落としきれていない。なので「住」を因数分解する必要があります。
因数分解の結論から言います。
「住むことの半分以上は寝ること」なのです。解説します。
日本におけるスタンダードなライフスタイルだと、朝8時前後に家を出て帰ってくるのが20時前後くらいですよね。個人差はもちろんあるけども。そうなると家にいる時間は12時間ほどです。僕は7時間は寝たい人なので、布団に入って寝て起きてちょい二度寝して布団離れる時間を入れたら8時間くらいは布団の上。
つまり「住」の2/3は布団の上にいることになります。しかも家賃8千円のオンボロ学生寮も、家賃3万のシェアハウスも、35万のタワマンも電気を消せば同じく暗いので違いなんてわかりません。高級だからという理由でタワマンだけ夜が訪れないなんてことはありません。世界中の人々に平等に夜は訪れます。僕は学生時代上記のすべて体験して実際にそうでした。
なので実質、住居レベルの違いは1日に4時間しか体感しませんし、住んだらどうでもよくなります。住めば都というやつです。もはや人類は家に住むというより布団に住んでると言った方がいいかもしれません。
ここまで書くと1日の1/3を過ごす布団に財をかける合理性が見えてくるでしょう。「住」を因数分解し「布団」にお金をかけることの合理性は極まりないのです。
仮にあなたが30万の布団を買っても、1日4時間しか過ごさない10万の家ではなく5万の家に住んでいれば半年でペイします。
どこにお金を払うかは個人の価値観ですが僕から言えることは「住むことの半分以上は、寝ることである」ということです。
もし共感された方は、30万円の布団を買ってみたら良いと思います。
まぁ、僕は絶対に買わないですけどね。
おしまい。
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