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自作小説まとめ

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自分で書いた創作の一覧です。
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#ゲイ

#15 極夜(2021)紹介

2021年創作第二弾です(原稿用紙63枚、21200字)。 文芸サークル『桃鞜社』の発行するアンソロジー『桃鞜 2021春号』に掲載される作品です(桃鞜社のnoteはこちら)。ちなみにペンネームは「かず」となっています。 「極夜」とは、北極や南極などで観測される、一日中太陽の昇らない状態のことです。つまり「白夜」の反対ですね。 今回の合同誌のテーマは『東京・ゲイ・孤独』でした。 『孤独』、というのが感覚的には十分すぎるほど理解しているはずなのに、改めてテーマとして明文化

#16 水のない海(2021)紹介

2021年創作第三弾です。 (原稿用紙32枚、10700字) 第三十二回文学フリマ東京で発行する同人誌『不確かな愛のかたち』、最後の収録作になります。 短編小説らしい短編小説をちゃんと目指して書いた作品になります。最近このスケールの作品を書く機会が多いのですが、どうにも『長編小説の縮尺版』にしかなっていないという気がしていて、なので、短い作品ならではの魅力ってなんだろう?ということを考えて書きました。 新宿にある日、大きな『穴』が突然あく。その『穴』は、まるで僕のこころ

#9 Please make me gay.(2017)紹介

2021年5月16日に『第三十二回文学フリマ東京』で発行する同人誌『不確かな愛のかたち』収録作です。 (原稿用紙184枚、63560字) 自身がゲイなのかそうでないのか、それを悩む少年を通して、『同性愛者』とはどういう状態の人間を指すのか、そして『セクシャリティのカテゴライズ』、そこからこぼれ落ちる人について考えた小説です。 タイトルを思いついた段階で「これはイケる!」と思ったのですが……。 作品の冒頭をお楽しみいただけます。 ――――――――――  簡単に変えられな

#6 沸騰(2012)紹介

2021年5月16日のイベント『第三十二回文学フリマ東京』で発行する同人誌『不確かな愛のかたち』に収録する作品です。 (原稿用紙153枚、50060字) 「同性婚がもし日本に突然導入されたら?」という『もしも』を、あくまで個人的な視点から切り取った作品です。 2012年の執筆当時とは情勢の異なる部分も多々あるのですが、同人誌にはそのまま収録しました。 こちらでは冒頭をお読みいただけます。 ――――――――――  自由な同棲関係というものも堕落してしまった。——婚姻によって