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体験にこそ答えが眠っている

先日、とあるスポーツ選手が生後間もない時から歩けたり、走れたという何気ないテレビ番組を見ていて、話の正確性はともかくエンターテイメントな話題だなぁと何気なく見ていたが、仮にその話が本当だったとしたらその子はどうやって歩いたり、走ったりできたのか少し考えてみた。

真似るから学ぶ

例えば先ほどのように"歩く" "走る" の他にも"自転車に乗る" "泳ぐ" など自らが意識的に行動する、多くの人は何かしらを真似るところから始まると思う。

「真似る」のを始めるきっかけは親や兄弟、親せきや近所の友達かもしれないし、他にも最近の子どもは多様な情報に囲まれている環境なので、テレビやYoutubeなどをきっかけに始める子も多い。

一部の子どもには"才能"があって、すぐに開花して結果を残すこともあるかもしれないが、ほとんどの子どもが"できない"失敗を繰り返した体験を通じて、"できない"から"できる"ことで自身を成長させるのではないかと思う。

そんな初めてできなかった体験をみな子どものころに経験してきたのに、大人になるにつれてその失敗した経験を避けるようになるのはなぜなのだろう。

自分を少しでも良く見せたい、失敗して怒られたくないなど都合のいい様にできない理由を並べたがる知恵を持ってしまい、成長してしまった環境のせいではないかと私は思う。

疑似体験

話は少し変わるが私は先日、以前に受験した試験の審査について協力依頼があり、自身のスキルを磨くには自身の業務体験に加えて、他人の手法や考え方など豊富な知識を吸収することでスキルアップができると思い、本業とは全く関係のないことに参加し、応募者から送られてきた審査資料を目を通した。

資料からは私が審査を行った方々が、普段どんな業務を行っていて、どんな考えで行動されているのかを想像しながら審査を行ったが、自身が体験せずとも他人がとった行動の一つ一つが、私にとっての疑似体験に繋がり、そして時間や環境など制約がある中でも、短期的に貴重な体験を想像でも真似ることでワクワクが止まらなかった。

きっと周り(の大人)からすれば、"面倒" や "お金にならない" とかできない理由や価値が伝わらずやらない人も多いとは思うが、私にとってはこの審査自体が貴重な体験であり、自身のスキルアップに繋がり成長できると考えた。

例えば、それはこれまで業務では経験してきたことのない案件の相談だったとしても、現にこの疑似体験をきっかけに少なくとも初めての経験ではなくなるし、何ならその時の失敗談や改善点も自身に持ち合わせることができる。

時間やできることが限られる大人だからこそ、自身が成長するためにはいかに効率よくその疑似体験を経験できるかが、成長への近道であると私は思う。しかも子どもの頃と違い、"経済力" があるからできることはもっと増えているはずであるなのに、できない理由を並べる環境では人は育たない。

最近は、デジタルコンテンツが充実しているため、この疑似体験を経験できるチャンスが多岐にわたる。また逆にこれまでコンテンツ化されていなかったような体験や知見がフォーカスされてることは、クリエイターにとってのモチベーションに繋がるし、現に一般人だったクリエイターがデジタルコンテンツによって成功することも珍しくない時代になってきた。

またテクノロジーの進化によって、これまで人がいけない場所がドローンでいけるようになったり、現実ではできないような空間や環境はバーチャルの世界で体験できるようになったり、できることは急増している。

体験した数や振り返りからしか人は変化できない

だからこそクリエイターに限らず、ビジネスマンにとっても失敗を恐れずにどれだけの体験をしてきたかが自分のとっての価値であり、周りの人にはそんなチャレンジ精神を持った環境や人の中で、自分も成長していきたいと思う。

このnoteも継続しなければ、成功・失敗体験や改善点が分析できない自分にとっての戒めの念も込めて。。。

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