ウェルスナビ1年間(11か月)運用実績

ウェルスナビとは

ウェルスナビは、ロボアドバイザーを活用した全自動の資産運用サービスを提供している企業である。2015年に創業し、2020年にはマザーズに上場をした新興企業だ。「長期・積立・分散」をサポートする全自動の資産運用を特徴として、米国株、日欧株、新興国株、米国債券、金、不動産などに分散投資して最適化してくれるそうだ。どのような配分かも自動的に設定されるが、これは最初にアカウントを作る際に設定するリスク許容度に応じて設定されるようだ。私の場合は5段階中の4で、少し高いというレベルだった。

図1 ウェルスナビは分散投資できる

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運用実績

早速だが、(約)1年間の運用実績をご紹介しよう。2020年11月~2021年10月の数字を見てみる。2020年11月16日の残高は、1,292千円だった。下記の図で言うと、左側に山があるが、11月16日までに段階的に資金を吸収したために、山が小さくなり、1,292千円に変更したのだった。ウェルスナビを利用し始めたのは2018年2月からで、コロナショックの直前に500万円ぐらいの運用資金に積み上げたが、コロナショックで最大28%の含み損が出ていた。2020年2月15日にピーク、3月18日がボトムとなっていた。その後2020年10月13日に元金+2%程度まで戻してきたため、段階的に資金を別のところに回すことにしたのだった。それから約1年がたったわけだ。下の図で、薄い青の部分は元金を示し、折れ線グラフは評価額である。この評価額は源泉徴収や手数料が引かれた数字で、評価額ー元金=利益 と考えられる。なお、薄い青い部分は少しずつ増えているのだが、毎月4万円ずつ月末に積み立てていた。

図2 1年間の運用実績

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2021年10月18日現在の評価額は、2,094千円だった。2020年11月16日以降に追加した元金は44万円なので、1,292千円+440千円=1,732千円を元金相当とする。よって、1年間の利益は362千円。つまり利回りは20.9%。何も考えなくてよくて、ほったらかしでこの利回りは優秀ではなかろうか。悔やまれるのは、昨年秋に400万円の資金を他に移してしまったこと。そのままウェルスナビに置いておけば、計算上、80万円以上の利益が出ていたかもしれない。

まとめ

FXの自動売買トラリピは利回り11%、ウェルスナビは20%という結果となった。いずれも株式以外の投資を含むという点で、株式の取引をリスク分散させる効果があると言える。手間はトラリピは設定にコツが必要で、週に何度か状況をチェックしたくなる点で少々面倒である。ウェルスナビは月に1,2回様子を見る程度で良さそうで、更に信頼するなら、1度も見なくても良いかもしれないので、本当に手間いらずである。この結果を踏まえ、トラリピの資金をウェルスナビに移すことを検討したいと思う。

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