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コミュニケーション能力を磨く(その2)

◯コミュニケーション能力を磨く方法は言葉だけじゃない
◯チラシやDM、名刺などの販促ツールでも磨くことができる
◯自分だったら、相手とどんな距離を置くか?の想像力を鍛えよう!
その上で、半歩踏み込む練習を繰り返し実践することで
コミュニケーション能力は高まっていくものなのだ!



日本人は一般的にコミュニケーション能力が低いと言われています。
これは「以心伝心」という言葉に代表されるように「これくらいなら言わなくても理解してもらえているだろう」というような、自分の勝手な思い込みの上に、コミュニケーションをとっている人が多いからです。
自分の主観でコミュニケーションをとっているから、距離を縮めていくのが下手なんですね。

でも、コミュニケーション能力の高い人は、常に相手との距離を意識しています。
相手が自分をどれくらい受け入れているかを意識しているのです。
そして、受け入れられたより、少しだけ多めに踏み込んでいるのですが、この「半歩の踏込」こそ、コミュニケーション能力の高い人が、そうである所以なのです。
半歩だけ踏み込んでいくから、急激に心の距離を縮めることができているのです。


相手との心の距離感が把握できていない人は、相手が受け入れてくれているのに、踏み込むことをしません。
ビジネスや商売でいえば、お客様が買う気になっているのに、契約書を出して「買ってください」と言えない人なのです。
(お客さんが自分の口で言うまで、行動を起こせないんですね)
だから距離が縮まらないのです。

この能力って…案外、恋愛で鍛えられるんです。
せっかく相手が受け入れてくれても
自分が踏み込まない限り、距離は縮まらないのです。
というより、あまりに踏み込まないと、逆に相手に距離を作られる状態になることだってあります。

かといって…
相手が受け入れてくれていないのに、ガツンと踏み込む人も嫌われるんですね。

ビジネスや商売で言えば、相手がまだ買う気になっていないのに「今日、契約してくださいね」なんて、自分の都合や自分の主観で言ってしまう人です。

これは完全に「見切り発進」ですよね。
相手のテリトリー内に強引に入っているから、嫌われるのです。

恋愛でもビジネスでも、相手との距離を把握したうえで、少しだけ強引に踏み込める人なんですね。

というのも…
商品やサービスの購入を決める時、「買ってもイイよね」と思っていたとしても、最後の一歩を自分で踏み出せない場合が多いんですよね。
恋愛でも「これくらいなら許してもよい」と思っても、自分からは言いにくい部分ってありますもんね。
そういう時に、それを十分に察知して、少しだけ強引に踏み込んでくれると、「まっ、いいか~」ってなりませんか?

コミュニケーションの場でも、受け入れたうえで、少しだけ強引に踏み込まれると意外性を感じて、ドキッとするけど…
受け容れちゃうんだよね。

そうなんです!
人は、心の距離感を把握し、十分な配慮がある上での少しの強引さには「心地よさ」さえ感じちゃうんです。
だから踏み込まれても、受け容れちゃうんですね。

そしてこの距離の詰め方は…
受け入れられた分だけでは、時間がかかるし、意外性も感じない。
受け入れられた分より一歩踏み込むと、距離感がいっぺんに近くなるので違和感を感じる。
やっぱり「半歩の踏み込み」が一番いいのです。

この方法を繰り返すと、急激に心の距離を縮めて、仲良くなることができるんです。
だから、「距離の把握」と「半歩の踏み込み」はコミュニケーションの奥義なのです!

ぼくは「人見知り」するし「緊張しやすい人間」ですから、どちらかと言えばコミュニケーションは苦手です。

でもコミュニケーションの奥義をしっているから、それを活用することで、できるようになるんですね。

そして、ビジネスや商売におけるコミュニケーションは別に「会話」だけではありません。
チラシやDM、パンフレットだって大切なコミュニケーションツールです。
相手に信用されて、受け入れられて、ラブラブな関係を作るための道具なんですからね。

という事は…?

ここでお伝えしたコミュニケーションの奥義は、チラシやDM、パンフレットやニュースレターにも使えるって事なんです。

心の距離を把握しながら…
相手に受け入れてもらい、それよりも半歩だけ踏み込むことを繰り返せば、どんなコミュニケーションでも、相手とラブラブな関係をつくることができるんです。

「でも…相手との距離はどうやって知ればいいんですか?それに相手が受け入れてくれているかどうかも、どうやって知ればいいのですか?」

相手との距離ですよね!?
ココは正直悩みます。
ただ、これはある程度の経験が必要です。
経験による感覚の世界なので、実は実践していく中で掴んでいくしかないのです。

やっぱり…経験かぁ~。

でもご心配なく!おおよその距離を知る方法ってのはあるんです。
↓↓↓
1)相手と自分はどんな人間関係なのか?
2)自分が相手の立場だったら、その関係の中で、どんな心の距離を置くのか?

この2つを考えると、相手とのおおよその心の距離は見えてくるのです。

例えば
飛び込みで知らない営業マンが来た場合と
行きつけのお店の営業マンが来た場合では、心の距離は違いますよね。

あなたが休みの日にのんびりと過ごしている時、急にチャイムが鳴って、いきなり営業マンが現れたとしたら、営業マンとあなたはどんな心の距離ですか?

あなたの行きつけのお店の営業マンが電話で連絡してきた後、家にやってきたら、営業マンとあなたはどんな心の距離ですか?
↑↑↑
こう考えると、相手との距離が見えてきたでしょ!
人間の感覚は人それぞれ違うでしょうが、まったく違うわけではありません。
だから、相手との関係を考え、そして相手の立場になって考えると、心の距離感は見えてくるのです。

そして受け入れられたかどうかは、どんなコミュニケーションの方法なのかによって判断の仕方は変わります。

例えば、面と向かってのコミュニケーションの場合
何かを話しかけたり、提案した時の相手の反応を見る必要がありますね。
興味を持って聞いてきたり、笑顔になったりすれば、その話や提案は受け入れられたサインです。
逆に難しい顔をしてきたら、もう一度、ひとつ前の段階に戻る必要があるかもしれません。

チラシやDM、パンフレットの場合は「もし、自分が受け取る側だったら」と考えます。
そして
「自分なら、こういう事を書かれていたらこの段階まで受け入れるね。でも、こういう事を考えちゃうな。だから次はこういう風に書かれると受け入れるよね」
という感じで、自分が受け取る側なら、どんな風に感じて、受け入れていくのかをイメージしていくのです。

確かにあなたがイメージした通りには、相手は考えないかも知れません。

でも直接、相手の反応を見ることができませんから「相手の立場になってイメージしていく」しかないのですね。

しかし詳しい話をお伝えすると…
本を一冊書けるくらいのボリュームになりますので、割愛するとして
人間の心がどう動いて、相手を受け入れていくかというのにはパターンがあります。
基本的にどうアプローチされたら一般的な人はどう感じるかと言うのは決まっているんですね。

嘘みたい?

でも嘘じゃないんです。
「心理学」という学問があるのはご存知ですよね。
心理学という学問があるってことは、人間の心の動きにはパターンがあるってことです。

パターンがなくて、全人類がバラバラな心の動きをするなら、「学問」として、まとめることはできないですからね。
だから、学問としてまとまっていること自体が、人間の心の動きにはパターンがある証拠なのです。

かといって、心理学を勉強してくださいと言っているわけじゃないんですよ。
私たちの目的は、お客様や取引先とラブラブな関係になって、売上を上げることなんですからね!
心理学の専門家になることでない。
ただ、ビジネスや商売を発展させていくために、必要最低限の「心の動きのパターン」は知っておくとコミュニケーション能力を高めることに役立ちます。

もちろん、その目的を達成するために必要な心の動きもお伝えしたいのですが、ボリュームが膨大になってしまいます。

今回は割愛させていただきますが、ご連絡をくだされば、経営コンサルティングを通してお伝えすることは可能です!

コミュニケーション能力がなければ、ビジネスや商売を発展させていくことはできません。

しかし!
一見小難しそうに見えるコミュニケーションも根底的な理屈が分かれば、その能力を磨くことは簡単なのです!

ビジネスや商売を発展させるためには絶対的なものですから、どんどんコミュニケーション技術を磨いていきましょう!

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