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地域一番福祉用具レンタル会社への道〜マネジメント力〜

HMM−JAPANさくらんぼの村上PONTA和之(むらかみポンタかずゆき)です。

地域一番福祉用具レンタル会社を目指す時に必要な8つの力

今回は「マネジメント力」についてお伝えします

マネジメントとは
「目的・目標達成のために全スタッフの力を引き出し一つに結集すること」
とぼくは定義している

どうすればスタッフ個々の力を引き出せるのだろうか?
引き出した力を結集させるために必要なことは何だろうか?
そもそも…
目的や目標が周知できているだろうか?

これらを1つ1つ積み上げていくことがマネジメントとなる

目的や目標を周知する上で必要なものは「理念」である

ただ「理念」は観念的なものである場合が多い

そこで「理念」に基づき策定された「事業計画」が
目標や目的を周知する上で必要なモノとなる

あなたの会社には「事業計画書」や「経営計画書」があるだろうか?

もしなければこれを作成することを経営者は始めなければならない

「経営計画書」がなければ
スタッフのどんな力を引き出し
その力をどう高め
どこへ結集させれば良いのか?

肝心要のことが迷子になってしまう

1000件未満の会社の規模でよければ
作成する必要もないであろう

ただ
1000件を超えてなお
更に成長させることを考えておられるのであれば
「経営計画書」は必須である

現状をどう認識し
3年後・5年後にどこを目指して進むのか?

その過程において
どんなことを考えながら進んでいくのか?

まずは経営者が明確に示す必要がある

この「経営計画書」が示されると
あなたの会社の「事業ドメイン」が明確になってくる

簡単に言えば
「あなたの会社は『誰に・何を・どのように』提供している会社ですか?」
に対する答えである

「誰に」は誰に好かれ
誰に嫌われるのかをハッキリさせること

「何を」はお年寄りがあなたの会社の何にお金を支払っているのか?
例えば車椅子や介護用ベッドと答える経営者は経営のセンスに欠けている
住み慣れた自宅で最期まで暮らし続けるための支援をする会社などと答えてほしい
つまり
「何を」は理念をお年寄りが理解できるレベルまで具現化したものと考えてほしい

「どのように」は車椅子のレンタルを通して外出を支援するなど
あなたの会社で取り扱う商品の価値を伝えるメッセージとなる

この「誰に・何を・どのように」を明確にすること

コレを「事業ドメイン」や「ポジショニング」と言う

マネジメントに取り組むためには
最低でもココまでは整理しておく必要がある

ココが明確にならないと
「採用」と「研修計画」が考えられない

「採用」は「経営計画書」に基づけば
1年後・3年後・5年後に
会社がどれくらいの規模にまで成長しているのか?
福祉用具レンタル以外にも参入するビジネスがあるのか?

それによって「数」としての採用計画が決まってくる

新卒採用で確保するのか?
中途採用で確保するのか?

くれぐれも
補充発注的な安易な採用は
手放せるようになることが
「採用」では最も大切になる

その意味では
新卒採用に取り組めない会社には
将来はないと言えるかもしれない

「研修計画」は2つ

1つは新規採用スタッフをいかに育てていくか?

眼力のある経営者ならドンピシャの採用が可能かもしれないが
通常は帯に短し襷に流しの採用にならざるを得ない

そのスタッフをどう育成していくのか?

それが「研修計画」の1つ目の側面

もう1つは
今の会社の課題を昇華し
今いるスタッフが成長するための
「研修計画」である

あなたの会社の組織において
求められる能力は何があるのか?

例えば
見る力・気づく力・集中する力・考える力などなど

チームとして不足しているところがどこにあるのか?

まずは会社全体(もしくは拠点別、職能別)として捉える

その力を身につけるために
どんな研修や学びが必要なのか?

目指す「経営計画書」に基づいて考えていく

チームとしての課題が見えたら
次はスタッフ個々の課題を捉える

これは人事評価制度などで対応している会社も多いだろう

個々のスタッフの課題を捉え
会社の成長につなげていくために
最も有効なマネジメント手法は
「個別面談」だと
ぼくは自信を持って提案する

会社や拠点の成長は管理者や幹部社員が取り組み
個々のスタッフの成長はリーダー職が取り組む

こういうマネジメントに取り組める会社は成長が早い

福祉用具レンタル会社は中小零細企業が多い

そのためスタッフの定着率も高いわけではない

それでも人材育成は止めることはできない

中には「もったいない」と言う経営者もいるが
そう感じるのであれば
人を雇わないレベルまで規模を落とすか
辞めても気にならないくらいまで規模を大きくするか?

どちらかしかない

ただし規模を大きくするのであれば
もったいないと感じても
そこに投資し続けることが成長の秘訣である

人件費は経費ではなく
投資であるとぼくが言う理由はココにある

マネジメント力を高めるには
経営者にとっては気苦労が多いのであるが
ココだけは代わりがきかない

マネジメントに本気で向き合わないかぎり
会社の成長はないと考えた方が良い

著書一覧:https://kazponta.com/profile/

「必ず繁盛店!売場演出の極意」(同文館)
「デイサービスオーバー90 マーケティング」(日総研出版)

コンサルティングスタンス:https://kazponta.com/mc/

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