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熱血じいちゃん

先日某寺で開かれた、インド仏教の最高指導者と云われる佐々井秀嶺氏の講演会に参座してきた。

佐々井氏曰く、インドの仏教信仰者はデータ上は800万人弱だが、感覚では1億人はいるとのこと。
なかなか大きく出たなと思ったが、感覚など千差万別だからそこを否定するつもりもない。

肝心なお話しの内容はというと……

声がしゃがれているのと、興奮すると入れ歯だかなんだかがフガフガするのか、ほぼ聞き取れない(^◇^;)

そこで私は単語だけをとりあえず拾い、あとは秀嶺氏の有り様を感じようと眼を閉じて拝聴させて頂いた。
原発、トンネル、戦争、パーリー語やサンスクリット語での五戒文、そして人間の求める利便性と愚かさ。
心にもない言葉や頭だけで喋っている人の話は全く入ってこないんだけど、
話の内容は全然聞いていなかったが、
言霊を乗せられる存在には心(魂)が勝手に聴いていて、一つのエネルギー体を感じられた。

彼は紛れもなく最低800万人はいるであろうインド仏教の最高指導者だった。
もしこの日本で布教活動をしていたら、過ぎてしまった科学や社会、囚われている群衆に紛れて、細々となっていただろう。
そして彼はインドを選んだ。

熱い爺さんである。




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