読後つれづれ『星を掬う』町田そのこ

捨てられた娘と捨てた話。
初めは淡々と進んでいくが、後半は涙が止まらなかった。

母親であることと自分らしく生きること。
この2つは時々相反する。だから母は葛藤する。

事の大きさは大小あれど、この葛藤を抱えている母親は多いと思う。

でもこれって母親だけが抱えることなんだろうか。

物語に父親はほとんど出てこない。
父がこの苦しみを少しでも共有してくれたなら、救われることがたくさんあったのでは。
…そしてそれは現実でも。

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