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「介護books」

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家族介護者の方。プロの介護者の方。介護に興味がある方。いろいろな方や、様々な状況によって、オススメできる本が違うのですが、それぞれの方にフィットすることを願って、本を紹介していま…
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2020年5月の記事一覧

介護books③「介護に慣れてきたけど、希望が持てない人に(もしよろしければ)読んでほしい6冊」

 いつ介護を始めたのか、改めて振り返ると、ちょっとはっきりしない。今、考えているのは、ずっと目の前にいる介護が必要な家族のことで、気がついたら、少しの変化に敏感になり、体が、この生活になれてきたような気がする。  ちょっと前までは、介護以外のことに、まったく目がいかず、デイサービスも利用するようになったけど、その時間の間も、ほぼ何も考えられず、横になってなるべく寝るようにしていたのだけど、ぐっすりと眠れないような感じだった。ここのところ、やっと、その時間に休めるようになった

介護books④「家族介護者の気持ちが分からなくて、悩んでいる支援者へ(差し出がましいですが)おススメしたい6冊」

 臨床心理士/公認心理師の越智誠と申します。  元・家族介護者でもありますが、介護を始めてから、「家族介護者の心理的な支援」の必要性を強く感じ、臨床心理士を目指し、今は、家族介護者に対して「介護相談」の仕事もしています。 (詳細は、「介護離職して、10年以上介護をしながら、50歳を超えて臨床心理士になった理由①」から、読んでいただければ、幸いです)  こうしてnoteを書き始めた動機の一つが、「家族介護者の気持ちへの理解が、まだ進んでいないのでないか」という思いです。すで