【電撃移籍⚡️】カゼミロ、マンチェスター・ユナイテッドへ…
前人未到のCL三連覇。フットボール史に燦然と輝く大偉業の中心人物の一人がまたマドリーを去った。
サンパウロFCからやってきたブラジル人ボランチはポルトでの武者修行を経てマドリーへ本格加入。第一次ジダン政権にて絶大な信頼を得た彼はロス・ブランコに欠かせない選手となった。
特にモドリッチ、クロースらと共に史上最高の中盤と評された逆三角形型の配置はカゼミロが刈り取り、クロースが組み立て、モドリッチが仕上げる。絶妙なバランスがマドリーを世界最強のクラブへと押し上げたのは間違いない。
カゼミロ自身、圧倒的な対人守備性能はもちろん、危険なエリアを察知して事前に潰してしまう危機察知能力も世界屈指。たまに飛び出す豪快なミドルシュートや迫力満点のヘディング。世界最高のボランチは守備だけでなく得点力までも最高クラスだ。
今夏、最下位に沈む名門マンチェスター・ユナイテッドは開幕2試合で6失点。守備のテコ入れが急務となり、そんな中今年30歳を迎えたカゼミロに白羽の矢が立った。
移籍金は約100億円と呼ばれるビッグディール。ユナイテッドはカゼミロ本人にも4年+1年契約延長OPに加えて、現在の2倍近い年俸を提示したのと噂がある。
フラットに見ればクラブにとっても選手本人にとっても非常に魅力的なオファーなことは間違いない。
しかしシーズンが開幕しているということ、リュディガー、チュアメニが適応の最中であることを考えるとマドリーにとってカゼミロが移籍するのは間違いなく痛手である。
だが、近年ではCR7、ラモス、ヴァランとクラブに不可欠であると考えられてきた選手をあっさりと放出してきた過去がマドリーにはあり、選手の意志とクラブの成功を第一に優先する価値観がある。
そんなクラブの在り方をモドリッチはこのように語っている。
「クラブより重要な選手なんてどこにもいない。レアル・マドリーはあらゆる選手の上に位置する最も大きな存在であり、これからだってそうあり続ける。」
「レアル・マドリーは今在籍している僕たち全員がいなくなっても、優勝への道を歩み続ける。僕たちは過ぎゆく存在で、レアル・マドリーだけが永遠なんだ。」
黄金の中盤を常に底から支え続けた、世界最高のアンカーは名門復権のためマドリーを去る。