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不定期サバティカル日記19 辞め時を知る

私の友人が、「運営堂」という屋号で、ウェブマーケティングプラスアルファの情報を人力で集めたメールマガジンを配信している。1ヶ月500円の有料メールマガジンだが、私も、創刊号から購読している一人。

マーケティングそのものが、

  • 世の中のトレンド

  • マーケティングツールの仕様追加や改廃

  • 成功した企業の事例

  • メディアの利用頻度など、人々の振る舞いの変化

などに関連しているので、とにかく知っておきたいニュースが多い。

一方、いろいろなメディアやブログに散在する情報を逐一自分でチェックはできないから、週5回、平日に毎日届くメールマガジンはとても助かっている。1回のメルマガで紹介する記事本数も10本程度でちょうどよい。

そんななか、8ヶ月前、毎日のメルマガ「毎日堂」とは別に運営堂さんは、「毎週堂」という別の有料のメールマガジンを発行した。こちらは私は購読していないのだが、その週に配信した「毎日堂」メールマガジンの合計おおよそ50前後の記事のうち、どの記事がよく読まれたのかのランキングと、それに対する「運営堂」さんからのコメントがついている、いわば、週のまとめだ。

読者のほとんどがウェブマーケターであろう「毎日堂」メルマガの読者がどんな記事に興味をもったか?が如実に分かるので有益だし、運営堂さんにとっても新たに記事を発掘する必要はない。自分が書いた「毎日堂」の記事の二次利用を自分で行う、クレバーなキュレーションメディアだな。と思う。

ところが、運営堂さんが、「毎週堂」のメールマガジンの配信を辞めるという。終了の告知がnoteの記事になっているので、以下の画像のリンク先を見てほしい。

その告知を見て、流石だな。と思った。

「これまで8ヶ月もやってきたのだから」とか「読者もついているのだから」とか「収益も上がっているのだから」といったサンクコストには脇目も振らず、スパッと辞めるという決断はなかなかできないことだな。と思ったからです。

また、終了する理由がいいです。他の仕事もあるし、好きで応援しているサッカーチームの試合の応援があるから、「毎週堂」の更新を日曜日のAMにずっとやることは難しい。という、仕事とプライベートについて非常にバランスが取れた判断ですよね。

なんでも始めるのは簡単で、終了するのは難しい。その難しさを軽々とクリアした例なんじゃないかな、見習いたいなと思いました。

ではまた。

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