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小学生で強いチームとは

先日、草野球の助っ人で久しぶりに自分自身で野球のゲームに参加した。その時にお会いした人が、私と同じようにお父さんコーチをしているということで、いろいろと話が盛り上がった。その方は上のお子さんがすでに中二で、下のお子さんが私の息子と同じ小学三年ということで、お父さんコーチ歴も長いので、普段から疑問に思っていることを質問させていただいた。

話していて結局のところ、小学生はピッチャーとキャッチャー、そしてファーストが上手いチームがそのまま強いになるということがわかった。なるほど、その話はおそらく本当で、前に息子のチームのコーチ陣も同じようなことを言っていたのを耳にしたことがあった。

考えてみると、この3つのポジションの共通点は、試合の中でボールに触れる機会がダントツで多いということだ。ピッチャーは毎球、キャッチャーはほぼ毎球、ボールに触れる。キャッチャーは高学年になると、二塁までノーバウンドで届くのは当たり前となり、ただで盗塁できていた低学年のレベルとは違うようだ。そのため、プロではもちろんだが、小学生でもキャッチャーは非常に重要なポジションとなるようだ。

ファーストは、内野ゴロの度に送球が来るので、しっかり捕れる能力が必要だ。特に、小学生のうちは送球が逸れたり、ショートバウンドなどになることも多いため、そのような送球もしっかり捕れることが求められる。
つまりは守備機会が多いポジションに上手い選手がいると、試合が締まりチームにいいリズムが生まれ、勝利につながるというのだ。

この話は聞けば聞くほど納得がいった。そのうえで、私の中で最大の問題を感じずにはいられなかった。それは、息子はその3つのポジションのどこにも現時点では向いていないからだ。背の低い息子は、ボールもまだ上手く捕れないので、キャッチャーやファーストは難しい。マウンドからもおそらく投げられないので、ピッチャーも難しい。ゴロの捕り方が少しずつ上手くなってきたので、ファーストまでの距離が短いセカンドならなんとか守れるか、と私自身個人的には思っていたところだった。

それでも、息子はチームで守備に就くときには3年生以下で練習するときは、なぜか「ショートを守れ」と言われることが多かった。それはそれで、距離は長くなるが、ワンバウンドでファーストに投げる練習にもなるからちょうどいいとも思っていた。

そして、4年生が入るチームになると、外野、特に足が速いと思われているのか、「センターを守れ」と言われることが多かった。息子は、わからないなりに、ボールの方向に全力で向かっていくので、周りからよく「ナイスカバー!」なんて言われる。それ(褒められること)で息子は味をしめたのか、最近では、ショートよりセンターのほうが好きだと言っているくらいだ。

話しが逸れてしまったが、息子は現時点では「小学生黄金の3ポジション」では勝負できそうにない。ならば、ここは戦略を持ってポジションを勝ち取らなくてはならない。そこで、次回は息子を活かすために習得したい技術をご紹介したいと思う。

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