心には体から、体には心からのアプローチ

人間の心、体は本当に良くできていて、その神秘には驚かされることばかりです。
いつも健康で元気でいたいと思いながら実際はそういうわけにもいかず、何かと不調をかけてしまうことは誰でもあります。

健康とは何かを考えるときに、私はよく学生に聞きます。健康な人手をあげてください！そのうち、コンタクトや眼鏡が必要ない人だけ手をあげたままにしてください。これでかなりの学生が手を下ろします。その中で虫歯が一本もない人以外手をおろしてください。大抵の場合数名しか残りません。その中でアレルギーのない人だけ手をあげたままにしてください。まだ残っていたら、風邪をひいたことがない人は手をあげたままにしてください。そうすると誰もいなくなります。もし誰かまだ超健康な人がいた場合には、お腹や頭とか痛くなったことがない人いますか？
これに見合う人にはまだ出会ったことがありません。

つまり、完全に健康な体の人はいないということで、心にも同じことが言えるでしょう。問題が起きたときに不調を感じます。イラッとしたり、やる気が出ない、などです。そうい不調を押してやっていくとだんだん問題が大きくなってきて、鬱状態に発展したりすることもあります。そういう小さな兆候の時にできることをさくっとして解消していくのが健康増進のポイントです。

さくっとできること、のポイントは、心が不調な時には体に働きかける、つまり、マッサージしたりスポーツしたりゆっくりお風呂に入るとかです。
体が不調な時にはもちろん休息や食事を整えたりするアプローチも重要ですが、どうも治らないなという時には、心にアプローチしてみることが有効です。立ち止まってゆっくり呼吸しながら、自分の心と対話してみることで見えてくることがあるでしょう。信頼できる人と語り合うのも良いでしょう。それで体の不調がスッキリすることがよくあります。

痛みや不調は好きな人はいないと思いますが、より良い状態に行くためのきっかけとなる良いものなので、小さな変化にさくっと対応しながら毎日送って参りましょう。今日も一日、良い時間をお過ごしくださいね。
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