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創作物の「パクり・パクられ」について

創作物の「パクり・パクられ」については、以前にもSNS等で書いたことがあります。

作品製作を続けるうえで、「パクり・パクられ」について考えさせられることが多く、改めて自分の考えを書いておきたいなと思います。


ネット上でもよくトラブルになっているのを見かけますが、明らかなコピーを堂々と販売している人がいる一方で、誰でも思いつくようなアイデアがかぶっただけで「パクられた!」と大騒ぎしている人もよく見かけます。

他人の作品をパクるのはよくない!」というのは、一般的な常識とは思いますが、さて、何をもってパクりと呼ぶのだろう?と考えると、人それぞれで共通の認識がないように思います。

このあたりの認識のズレが、頻発するトラブルの原因なのかなと。

前置きが長くなりましたが、自分にとっての許せるライン、許せないラインを明確にしていきたいと思います。
(ここではハンドメイド作品を想定しています。デジタル作品の場合は事情が異なるかと思います)


★これは許せない!パクり!

・他人の作品をデザインそのままコピーして、販売または譲渡すること(自分自身で使用するのであれば、そのままコピーでもオーケー)

・他人の名前を勝手に名乗って販売等を行うこと。


★これはやってもオーケー。パクりとは言わない。

・コピーした作品を自分自身で使用すること。

・他人の作品のデザイン・アイデアを参考にして、作品を製作・販売すること。



箇条書きにすると、このくらいでしょうか?

個人での使用目的のコピーに対してもお怒りになる作家さんを見かけますが、これは法的にも倫理的にも問題ないと思います。


「魔界ノ風鷹」作品に関しても、ご自身で使用されるのであれば、そのままコピーしていただいても構いません。

ただし、たぶん普通に買った方が安くなるので、あんまりやる意味ないと思います。

私は大量に作るので、原価を抑えることができますが、自分用1個だけだと原価がすごく高くなります。

デザイン・アイデアのコピー、このあたりが人によって見解が大きく分かれるところでしょうか?

裁判になるような事例を見ても、「どこまで似ているとパクりなのか?」というのは、すごく判断が難しいと思います。

「魔界ノ風鷹」作品についていえば、「ロゴマークをそのまま使う」「配色をそのまま真似する」とかでなければ、参考にしていただいても特に問題ありません。

「翼を使ったイヤーフック」「キツネの顔を使ったアクセ」というようなアイデアについては、自分だけのオリジナルというわけではありませんので、そうした作品を作っていただいても問題ないです。

ぱっと見て、風鷹作品と誤認するとかでなければいいんじゃないかと思っています。


ここまで書いてみて「やっぱり線引きの難しい問題だな」と思っています。

作り手側として、過剰に他作品を意識せずに、自分の作品に自信を持てるようにしたいと考えています。

2016-01-24
アメブロの記事を転載しています。

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