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【母校の建て替え前の見学会に行ってきました】

わたしの母校、港町小学校が、この春に建て替え工事に入ることになりました。
ニュース記事のタイトルにもあるように、地域の人たちにも卒業生にとっても、自慢の円形校舎でした。
(記事では円形校舎のことしか書かれていませんが、円形校舎だけでなく全ての校舎を取り壊し建て替えられます)

解体前に、地域の人たちと卒業生に円形校舎の見学会が開かれたので行ってまいりました。

竣工61年。61歳を迎えた円形校舎。
広島県では最後の円形校舎でした。
貴重な建造物です。

地域の人たちを始めとして、卒業生が続々と集まっていました。年代を超えて、学校の昔話を楽しんでいました。連れ立って校舎を見学して、校舎との別れを惜しんでいました。

家族で見学されている人たちも多かったです。親子三代で母校が同じ、という人たちもおられます。
屋体に入ると「わぁ、懐かしい!」と思わず声が出てしまう。あちこちで歓声があがる。皆さん同じでしたね。

港町小学校の校舎の上は体育館になっています。

校歌を見ながら歌っている人もいました。
思わず、口ずさんでしまうよね。

小学校、中学校、高校の中で、小学校時代が一番多く、校歌を歌っていると思うんですよね。だから年月が過ぎても小学校の校歌を歌える人、多いんじゃないかな。
寄せ書き用の模造紙が何枚も広げられていて、紙には多くの人たちの感謝の気持ちで埋まっていました。
ありがとう。ありがとう。ありがとう。
いくら言ってもいいたりない。感謝の気持ち。

形あるものはいつか無くなる。
分かってはいても、思い出が詰まった建造物が壊されてゆくのを見届けるのは寂しいものです。

寂しいけれど、こうして最後に校舎に入れて、
お別れの言葉と感謝の気持ちを伝えることができて良かったです。

もしも建物が喋ることができたなら。
61歳の円形校舎は、どんなお話をしてくれたかな。
たくさんの子どもたちを育んで、見守って、見送ってくれた円形校舎。

ありがとう。ありがとう。ありがとう。

わたしは、あなたを忘れません。

●最後の円形校舎に “ありがとう” 安全面から解体へ 3年後には新校舎に 広島・呉市立港町小学校●

◆追記◆
わたしの実家の窓から見えていた港町小学校。
(今は実家はありません)

記憶の故郷の風景が変わってゆくんですね。。

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風の谷ReLien
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