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ミニマリストの私が得たお金を使わず生きるためのコツ(生活用品編)

お金を使わず暮らそうと思えば、色々な工夫が必要になります。

工夫というほどのことでもない気もしますが、どの選択肢を選ぶかによって持たない暮らしの運命は決まります。

最初から買わないという手段が鉄板ですが、そうではない裏技も存在すると思い、書き留めていく所存です。

というので、私は自分でなぜ欲しくないのか不思議に思ってみれば、買わずに手に入る世界にいたおかげだ、ということを今日は書いてみたいと思います。

買わないで手に入れる方法なんてあるの?と思えば、全然あります。

むしろ、愛媛県民がみかんはもらうもの、奈良県民が柿をもらうものだと思っている節と酷似しているようなところもあり「そこにいれば自動的に手に入る」ということも世の中あるのです。

“どこにいれば買わずに手に入るのか”を知っておくと、消費だけでない暮らし方というのが見えてくるかもしれません。


仕事経由で手に入れる

私は長年持たない暮らしを送りながら、自分がやっている仕事は物販や広告関連でした。つまり売る側です。買わなくても、自動的に生活に入り込んでくるという暮らしです。

サンプルが大量に余った
PRで使わなきゃいけない
サンプル本でもらえる
消費期限が切れそうな在庫
とりあえず余り

などの理由で、回ってくることが多かったです。割引になる社割という制度もありますが、販売するほどの価値がない状態であったり、在庫の整理、セール落ち、返品されたもの、バイヤーが買い付けてきたばかりのもの、メーカー支給、もしくは「使わないと仕事にならない」などでもらえることの方が多く、物に対する選択眼というものは、ほぼこの「余り」や「サンプル」で培われたと言っても過言ではありません。

自ら買いにいったものというのは、結構少ないかもしれません。

私に物欲というものがないのも、この「売る側」に立っていたことが大きいです。人の物欲を煽り上げる仕事ではあるのですが、自分はいたって冷静です。

主婦雑誌の編集をしていたころ、毎日毎日、生活用品に向き合ってきました。シャンプー、スキンケア用品、洗剤、お菓子、流行りの収納や節約法。

というので、物欲や自分でお金を払ってまで欲しいという気持ちが無くなり、自分自身の生活では持たなくて済むマインドになった…というのが正しい道のりでした。

奈良県民が柿のことを重宝しなくなるように(農家さん以外は)、湯水のようにもらえれば、そこに貴重さはなくなり、物に対する「あれこれの品評」というレベルがいやに上がっていきます。

販売でも、販促でも、何らかの形で「売る」という仕事に携わった人なら、わかるかもしれません。それでもなお欲しくなる人は、天職なのではないでしょうか。

というので「欲しがり屋さん」でお金を使いがちな人は、普通に「好き」を仕事にしてもいいんじゃないかと思います。

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