ときめく冷蔵庫
冷蔵庫にもときめきが必要なんや、ヘ〜と思いました。
襟足の長さに堪り兼ねて行った美容室で読んだ『オレペ』のこんまりさん特集の話です。
なんでも「ときめく冷蔵庫」という内容で、冷蔵庫の配置や食材の置き方もときめきをプラスして考えよっ!ということらしいです。
こんま●メソッド(商標登録につき伏せ字)は、冷蔵庫にも効くようで、ときめき感度の万能さたるや…と、我が電源の入っていない冷蔵庫を思い出しました。
スーパーのレジ近くの棚にあった『サンキュ!』にも片付けの特集が載っているのを、レジ列に並んでいる際に発見しました。
片付けが気になるのはみんな同じよう。目立つところにキャッチとして“片付け”が入っていますね。
常に100万円を貯めてきた『サンキュ!』族ですが、年末が近くなると10万円になるんですね。リアルです。月三万円ちょいの積立て、メルカリを頑張ればすぐ到達できそうです(勝手に言ってます)。
片付けは、今できることだけやればいい
なるほど。
というか、みんな今できないことを片付けようとしていたのか…と、「えっ」という衝撃でした。
特集はまだ読んでいませんが、今できないことをやろうとしたら、色々と不具合が出るのは当然のことです。
今すぐできることを、淡々とやり続けるのが何事も成功の秘訣だと、だいたいの大人は知っています。
まだ読んだことのない、カーネギーを読みたくなりました。人はどうしたら動くことができるのでしょう。
今すぐできること、今自分がときめくことに視点を当てて、必要・不要を見極めていく。
きわめてシンプルなことのように思えますが、先日読んだ婦人公論の手記には「今の自分には、必要なもの、そうでないものの区別さえつかない」という読者の声も載っており、区別がつかなくなるような生活とは、どれほどの心持ちなのだろうか、とふと悲しくなりました。
主婦雑誌を読むといつも思うのは「あれこれ課題を出してくるな」という違和感です。
課題を出してこられて、それをクリアしていく方式じゃないですか。
ダイエット
安ウマご飯
イケア無印のインテリア
どれも自分で課題は見つけておらず、雑誌側の提案で成り立っている図式です。
生活など皆それぞれでいいものの「あれこれな課題」をナチュラルに提示してこられるので、いざ自分が「やりたいこと」を見つけようとしたら、全く浮かばない…というのもザラに起こっているんじゃないだろうか、と空を眺めました。