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なぜ選ぶたびに後悔するのか

最近読んだ本の中で、ピカイチ面白かったのがこちらです。『なぜ選ぶたびに後悔するのか オプション過剰時代の賢い選択術』。

ちょっと前の本ですが、向こう5年はまだ変わらない状況なんじゃないでしょうか。

選べる自由が、実は私たちの幸福度を下げてしまっている、という事実。


選択肢が多いとなぜ後悔しやすくなるのか

選択肢が多いと、その時にはベストを選んだとしても、また別のものと比較しようとするのでループする…ということみたいなのですが。

そこでベストだと選んだはずなのに、また別の物が目に入ってきて「あっちの方がよかったかも」と後悔するという。

キリがないってやつです。

選択肢をある程度絞った中から選択した方が、選んだ際の満足度が高いというのはよくマーケティング界で言われてることですが、本当にそのままのようですね。

10種類の中から選んだものより、3種類の中から選んだ方が納得度が高そうです。

というので、相手や売り場に選択肢を提示してもらうだけでなく、最初から自主的に選択肢を狭めちゃったらいいのではと思いました。

自分で物事を解決する能力が、こんな「選ぶ」っていうところでも必要になるんですね…。

ほどほどで満足することを覚える

この本には、こんな2タイプの人間がいると書かれています。

いつも最高の結果を求める“マキシマイザー"
「ほどほど」でよしとする“サティスファイサー"

マキシマイザーは満足度が低く、常にベストを求めるために、永遠に終わらない選択をし続け、疲弊してしまうそう。

一方、ほどほどでいいと考えているサティスファイサーは、ほどほどで満足し、精神的にも落ち着いているとか。

ほんとうに幸せなのはどっち?

ということを本は問いかけてくるのですが、本当に幸せなのはどちらなのでしょう。それもまた、個人によるものなので、ベストを尽くす人生か、ほどほどでもいつも満ちた人生か。

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