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生活防衛としての持たない暮らし

ミニマムに暮らすのって便利だなと思うのは、一番に無駄遣いが減り、支出が減らせることと、無駄な事や物に労力を割かなくて良くなる事です。

無駄遣いもなく、無駄なことにエネルギーを割かなくなると、自分が本来やるべきこと・やりたいことに真っ直ぐにエネルギーを向けることができます。

自分がやるべきことに取り組んでいると、無闇な不安も減り、行動量も自動的に上がり、自分がワクワクすることにだけ取り組むことができる…というのが、私の体感としてあることです。

それは結果的に、今、不安が多い世の中を心穏やかに過ごせる“生活防衛力”として結びついていくのではないかとも思っています。

生活防衛を意識して暮らす

万が一収入がストップした、もしくは大幅な収入源となった時、ミニマムな暮らしを送っていると自分が使うお金を把握できているので、ピンチ時もそれほどピンチではなくなります。通常営業です。

自分で自分の生活のギアを、簡単に操縦することができます。通常が「ミニマムモード」ならピンチ時はそのピンチレベルに併せてギアを変更するのみ。とはいえ、それほど大幅なギア変更は必要なくしておけば、シフトする労力も節約できます。

日常をミニマムに暮らしていると、非常事態にもそれほど慌てなくて済むことと、そのあとのリカバリにも冷静に対処することができます。

割とこういう生活のピンチ時は「慌てたら最後」という感じを私は持っています。何があっても落ち着いて考えること、戦略を立てることが命拾いになるはずです。

あれこれ生活でサバイブしなれていると、緊急事態が来た時にも落ち着いて暮らせます。「どうしよう」という不安に苛まれている時は気づけませんが、「何も暮らしは変わらない」という心持ちがあれば、これまでの暮らしがただ続いていくのみ。

ミニマムなライフで、最小限の支出を保てていればいつでも生活防衛力抜群で暮らせます。

生活防衛力を上げよう!

1.生活費も含めた自分の最小限を知る

まず自分の最小限を知ることです。そして考えるだけでなく、実行することです。「こうすれば最小限で暮らせる」という知識だけはたくさんあっても、実際に使いこなせる人は少ないのではないでしょうか。

いくら図鑑でロープワークを勉強しても、目の前で必要な時にロープを使わなければ意味ないのと同じです。知識を仕入れたら、自分の生活にも取り入れてみること。それもすぐにです。

仕入れた知識をすぐに生活に反映させていると、生活全体が整っていきます。あとは自分なりにカスタマイズしていけば、生活防衛力高めの暮らしの出来上がりです。

言うは易し、すぐ行うのが吉です。

私が最初にミニマムなライフを整える時に取り組んだのは「生活費の洗い出しと見直し」です。月々固定で出て行くお金を紙に書き出し、次に食費・必要経費も書き出していきます。あとは削れる部分を削りまくるのみ。

無駄を見つけるというより、収入に対してのパーセンテージで見ていき、予算が多めに取れるところは全て貯金に回す、というように「全体の総量」で見ていきました。

収入に対して、何パーセント食費に回せるのかなど、ある程度目安が見つかれば調整も簡単です。

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