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思い込みを手放せば身軽になる

日々過ごしていて、一番何の取り扱いに慎重になっているかなと思えば、私の場合は「思い込み」の取り扱いです。人の、というより、自分のです。

思い込みがあるから、余計なことをしてしまい、思い込みがあるから、他人を信じられず、思い込みがあるから、自分さえ信じられなくなったり。

思い込みがあるから、日々ハッピーに暮らせる頻度が高まるというよりは、「思い込みがあるばっかりに、ネガティブが増強されている」ということの方が比較にならないほど、多い気がします。

こんな厄介な「思い込み」とやらですが、ブチブチと自分の手で抜いていくしか仕方ないようです。

とっても地道。

最近やってみてよかったのは、自分の中にある「〜べき」を書き出して、潰していくというものです。

例えばこんな感じ。

1)朝は起きるべき
→休みの日など起きなくて良い時もある
→気分じゃなければ寝ていてもいい
→きちんと寝れていれば、起きたくても起きる

1つ1つ書き出していくとわかるのですが、「そういやこうも言えるな」「こうもイケる」みたいなのを、どんどん出していく訓練です。

「〜べき」を1つお題として出して、色々な視点から見てみよう!というやつで、自分の思いの中にあれば「これでしかない」と考えていたことも、いったん紙の上に出しみると、途端に客観的に捉えることができるのが不思議です。

まるで、「部屋の整理も一度写真に撮ってみると、わかりやすい」というあの作業のよう。

あとは、普段動かしていない体のパーツをストレッチで伸ばしていくような、自分の可動域を広げるための訓練だな、と本当に思いました。

日々、自分の中にある「〜べき」を眺めてみると、あくまで自分の世界の中だけで起きてること…というのが、よくよくわかります。

自分がしんどいな、と感じてることの裏には、ほぼ1000パーセントの確率で「〜べき」が横たわっていることにも気づきました。

他所から見たら「あの人にはこの種の“〜べき”が横たわってるな」とビシビシ感られたりもするのでしょうが、当人は「そういうものでしょ、普通」と考えていたりで、非常に厄介。

ましてや、人から指摘いただくことなんて、年齢を重ねれば重ねるほどなくなっていくので、増強されてしまうのは避けがたい。

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ミニマムライフにまつわるエッセイを集めたマガジンです。 2020年〜2021年にnoteの定額マガジンで更新していた読者専用の記事からピッ…

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