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ミニマリストの心がけ「変えなくていい、変わらなくていい」

これまでの自分の行動を振り返って、「あれって結構ムダなエネルギー使ったなぁ」と思い返すことはだいたい、「自分、変えよう!」とか「変わらなきゃ!」みたいな気持ちで、むりくり立ち上がろうとした時だと気付きました。

「変わりたい!」

そうした気持ちで、高い洋服を一式買ってみたり、高い美容室であれこれしてもらいましたが、鏡の前にいる自分はいつもの冴えない自分。

外見は身に付けるもの、髪型によって変わったものの、内面が変わっていないから、「変わっていない」と感じる。

そういうのに気づいてからは、あれこれ手出しすることをやめました。

それよりも、手元のモノを掘っていく。
自分という資源を掘っていくのが先。

そんな風に、「自分の掘り起こし」に専念し始めてからは、コンプレックスだらけだった自分が、生きやすくなり、のびのびと過ごせて、それなりに楽しいこともどんどん増えていきました。

変わりたい!

そう思う時、自分には何もない気がしていますが、本当に何もなかったことは、一度もありません。

ただ、気づいていないだけだと気づくのに、ものすごく人生を遠回りしました。

あるのにない状態

「あるのにない」と感じる時って、一体どんな時でしょう。

例えば、ホテルの朝食ビュッフェで、自分が食べたいものが1つもない。たくさんの種類があるのに、食べたいものがない。

そういう時は「ない」とわたしは感じます。
こんなにたくさん種類があるのに、わたしが食べたいものは「ない」

喫茶店へモーニングを食べに行く。シンプルなトーストと、ゆで卵、いれたてのコーヒー。

そういう時は、目の前にはそれほどないのに「ある」と感じます。
たくさんないけど、わたしが食べたいものは「ある」

種類がたくさんあったホテルの朝食ビュッフェでは「ない」と感じて、たった3品しかない喫茶店のモーニングには「ある」と感じる。

そういうことだよなぁ、と今はわかります。

「ある」をわたしはそれまで見間違えていて、「変えたい!」と思っていた。

それはまるで、ホテルの朝食ビュッフェの内容を、イタリアンでもない、中華でもない、じゃあ和洋中全部だ!と、カオスにするようなもの。

ぜーんぶ引いて、焼き立てのトーストとゆで卵、いれたてのコーヒーにまで削ぐことが、自分の心が満ちて「ある」と思えるようになる。

そういうことが、自分には必要だとわかったのです。

変わらなくても大丈夫

変わりたい!と思っている時は、自分の何がダメなのかわかりませんでした。

変わりたいけど、どこを変えたらいいのかわからない。
でも変わりたい、どうにかしたい。

焦る気持ちがMAXのとき、マッチングアプリで出会った初対面の人から、こんなことを言われました。

「自分、ダイエットせんでも痩せてるやん、なんもやってなさそうやけど肌きれいやん、髪の毛きれいやん、ユニクロの服やろけど、なんか雰囲気あるやん。自分にとっては全部普通のことやろけど、みんなそれを知りたいねんで。自分の普通はみんなの普通と思ったらあかんねんで。やから、そういうのをブログに書いたらええねん」

どこにも書いたことないですが、リアルな話です。

アパレル会社を経営してるというその人は、外見もなんだか仙人みたいでした。

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