ミニマリストの私の心がけ「ストックを用意しない」
新しいシリーズを投入しようかと思い「私の心がけシリーズ」と名付けてみました。表立っては言うまでもない、日々自分でゆるく決めていることを書き綴ってまいります。
身軽な暮らし、持たない暮らしを実行されたい方のご参考いただければ幸いです。
というので、「私の心がけシリーズ」初回のテーマは“ストックしない”です。
ストック、という言葉も受け取り方次第なので、例としてブレンディ(インスタントコーヒー)に登場してもらい、もうちょっと詳しめに書いてみます。
ブレンディに例えてみる
ストックを持たないというのは、例えばの日常生活だと「あ〜ブレンディ切れちゃったな〜」という時、次のブレンディを買わずに「ブレンディのない生活」を幾分か過ごしてみる、というやつです。
ブレンディなくなりそう→次のブレンディを買わない
ブレンディなくなった→ブレンディ買いに行かない
ブレンディない→ないまま過ごしてみる
この3段階ひとまとめを“ストックを用意しない”としています。
別にブレンディのストックを用意しようがしまいが、生活が大きく変わる訳ではありません。
でも、ブレンディが常にあることによって「たまにはスタバでコーヒーが飲みたいな」とか「たまには豆から挽いてみるか」とか、「今日はポイント5倍の時だからブレンディ買おう(そして無駄にお菓子も買う)」とか、様々な他の要因を誘引してしまうきっかけになるかもしれないからです。
ブレンディがなくなっても、買いに行かない
そうするとどんな変化があるか、もしくは自分はどうしてストックを持たないのかというのを、次からさらに掘っていきます。
未来の自分もブレンディが飲みたいとは限らない
よく生活の中で「あったら使う」とか「あると飲む」といった認識があると思いますが、私的にそれは無駄と呼ぶんじゃないか、と考えています。
なかったら使わんのか
なかったら飲まんのか
と入れ替えてみると、特に必要ないというのがわかってきます。自分がそれほど必要と感じていないものを、ダラダラ続けても良いことないと思っているからです。
未来の自分も果たしてブレンディを飲みたいでしょうか。
ブレンディから少し離れたことをきっかけに、もしかしたらコーヒー全体から距離を取れるかもしれません。すると、カフェにむやみに行きたくなったり、スタバでお茶したくなる欲求もなくなるかもしれません。
いつもコーヒーと一緒に食べていた、クッキーを口にしなくてもよくなるかもしれません。
想像しなかった生活の変化が起こるかも。
というので、未来の自分もブレンディを飲みたいと確信できない場合は、未来にとって不要を先送りにしないため、「ちょっと買うのやめとこ」と考えて、実行しています。
それでももし、またブレンディが飲みたくなったらそれは必要なものです。
ですがだいたい、そこまでなるものはそうそうなく、さらに格安のコーヒーへ流れるか、コーヒーは外に出た時だけ飲めばいっか、となったり、想定外の広がりを見せるものです。
人の心は移り気です。
習慣というのは惰性で回せますが、惰性で回してきた分、離れるスピードもめちゃくちゃ早いのです。
ストックにするか、お金で置いておくか
上記は習慣VSブレンディ、という図式でしたが、もう一つはお金VSストックです。より現実味が増して来ます。
安かったからとか、ついでに買っておいたストックというのは、ストックに振り回されることが大いに考えられます。
「ブレンディ安かったから買っておいたけど、最近は気分じゃない…」
「ブレンディ買って置いたけど、誰も飲まん…しゃあない、飲むか…」
となったりした時、私は無理してブレンディを飲みたくないからです。
「私が好きなブレンディ、安くなってた嬉しい!いっぱい飲める!」
と日々感じられた方が、人生はかなりハッピーです。こういう状態なら、ブレンディはいつも切らさない方がいいでしょう。
でも私はそこまでブレンディじゃなくていいので、「今の自分に必要なもの」だけを身の回りに置くためには、ストックはかえって邪魔になるんじゃないかと思っているのです。