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ミニマリスト通信:損したくない気持ちが前進をはばむのに
“オトク”だと感じると欲しくなったり、“損ですよ”と聞くと自分の行動を変えたくなったり、こうした人間の中にある「損したくない」という気持ちは相当強いものだということを最近こちらで読みました。
「明日から損をする」と思えば、今日買いに行く
損をしたくない、という気持ちが強くなる方が消費が伸びました。「得をしたい」よりも、「損をしたくない」のほうが、はるかにパワーがあることを表しています。
こうした人間の心理を知るのはとても面白いです。学問的には行動経済学というジャンルになり、人間とお金、消費社会の幸福論についてなど様々な本が出版されています。
↓この本が面白かったです。
私的には、「使い道によって財布を分けよう!」といったよくある節約本を読むより、こうした「人間とはこうした心理を持ち、こうした行動を取るものである」ということを勉強したほうが、よっぽど生活は改善されるんじゃないかと思っている派です。
「損したくない」でハマる罠の多さよ
損したくない、という気持ちがあまりに重いと、色々なことが過剰になっていくのは容易に想像できます。
高かったから捨てられないという気持ちもその一つでしょうし、クーポンがあるから使わないと損、というやつなんかは代表例です。
クーポンを使ってわざわざ消費するまでの物なのか、と疑問に思うのが自分の感覚なのですが(買わないことが一番の節約と捉えるタイプ♡)、「みんながこのクーポンで得をしているのに、自分だけ損をするのは腑に落ちない」という人も結構多いんじゃないかなぁと、日常生活を振り返るとふと感じます。