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ミニマリストの私の心がけ「ある物を中心に過ごすというマインドフルネス」

持たない暮らしを送って、一体どのくらいになるのかはわかりませんが、最近さらに自分の「ある物を中心に過ごす」が徹底されてきた気がします。

逆に、ある物を中心にしないで過ごすというのはどういうことかといえば、「自分が持ってないものを欲しがる」とか「あればいいなぁと思って買いたくなる」などです。

それは、持ち物であれ、自分の才能や内面のことであれ、同様のことです。

ある物を中心にして過ごすと、無駄遣いしない、物も増えない、身軽で自由な生活を保てるということ以外にも、“今・ここ感”が非常に増す、というメンタル面のことが一番効能としては大きいのではないかと感じました。

今・ここ感

今、この瞬間を自分は生きているんだという感覚です。

自分と世界がピタッとフィットしてるような、パーフェクトな一致感があるのが「今・ここ感」である気がします。

漠然とした不安や、はっきりとしない不満などがない、非常にクリアな状況です。

ある物を中心にして過ごすようにすると、自分から周囲へ、という視点が定まります。それとは逆で、ない物を中心にして過ごすと、周囲から自分へ、といういささか生きずらいベクトルになってしまうからです。

矢印に向きは、あくまで自分から外へ

この“矢印の向き”を鍛えられるのが「ある物で過ごす」じゃないかと、私は日々感じながら過ごしていることが多いです。

ある本に、「理想の自分と現実の自分の差異を埋めるのが資本主義社会の本質だ」と書いてあったのを思い出しましたが、これは忘れてはいかんなぁと思うことの一つです(ある本はおそらくこちら

多くを持っているのに気づけない

それは今を生きる私たちの病巣です。周りに目を向ければ、キラキラと光ることが眩しく、自分もそれをと手を伸ばしたくなります。

自分はもう多くの物を持っているのであり、あとはそれに気づくだけ

そして2021年はさらに、個人的にも社会的にも、持っているものの中でも、手放したり、さらに磨きをかけたりが、加速するような気がしています。

最初からメンタルへ突っ込んでいくのも一つですが、優しくわかりやすく、まず自分の身の回りの生活にある「今ある物」を中心にして暮らしていけば、“今・ここ感”はかなり養われるのではないかと思うのです。

もう自分は持っている
今の自分が十分だ

という、「今の生活への充足感」は自然と、「己への充足感」へとシフトしていきます。

己が充足していないから、生活への不満がある
生活が充足していないから、己への不満がある

一体どちらが先なのでしょうか。考えてみると面白いです。

もう自分は必要なものは持っている

それに気づくためには、「今ある物を中心に過ごす」が大変有効です。「今ある物」を主軸にして物事が考えられたり、捉えることができるようになると、外から何かを獲得しようとするエネルギーが不要になります。

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