見出し画像

わざわざ喫茶店へ行く

ソーシャルなディスタンス!になって、不自由になった場所は色々あると思いますが、その中でもことさら不便そうなのが「喫茶店」です。

わたしは以前から喫茶店大好き民で、行かなくてもいいけど、わざわざモーニングしにいき、行かなくてもいいけど、わざわざ喫茶店で休憩してきました。

なにがそこまで楽しいかといえば、「色々な人が集ってるから」

ここに尽きます。

服を着た銭湯であるともいえ、喫茶店ならずとも、スタバやコメダでも代替え可能です。こちらは銭湯でなく、スーパー銭湯っぽくもあって、いわば”スーパー喫茶店”と言っても過言ではありません。

そんな、スーパー喫茶店も好きなわたしですが、ソーシャルなディスタンス!となって、席数が激減、アクリルボード満載になってしまった喫茶店の居心地が悪くなってしまい、全く行かなくなってしまいました。

店員さんも、1分毎にテーブルをアルコール消毒してるんじゃないかという頻度で仕事されており、めちゃくちゃ大変そう。

ですが、また喫茶店へ出入りするようになりました。

なぜなら、お茶を欲してるわけでなく、「今を生きてる人間の声や話」を全身に浴びに行くのが目的だからです。

そういうのが、今は欲しい。

みな、喫茶店で喋ってる様子が、生き生きとして素晴らしいからです。まさに喫茶ルネッサンス。

おじさんやお兄さんは一人で読書か作業、みたいなパターンが全国どこでも見受けられますが、老いも若きも、ご婦人方はだいたい活発です。

たまにわたしのようなソロ婦人もいますが、同じ気持ちで滞在してるんじゃないのかなと思ったりもします。

特に、平日夕方くらいのコメダが素晴らしく、「生身の人間のリアルボイス」が溢れています。

申し訳ないのですが、聞きたくなくても耳に入ってきてしまう話が超絶面白く、わたしのあらゆる閃きにも繋がっています。

なかでも、エネルギーが高いのは

パート終わりであろう主婦5名くらいの集い
80代女性と70代女性のサシ飲み

です。

ここから先は

610字

2020年〜2022年にnoteで更新した記事の中から、ご好評いただいたものを集めたマガジンです。