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攻めちゃうぜ。

5月も終盤戦に入った。お陰様で、noteを書くという目標が達成出来た。令和の改元を挟んだGW明け、一体どうなることか…とビビり捲っていた怒涛のスケジュールも、なんとか峠を越えた。二度とヤダけど、これ程の過密スケジュールを乗り越えられたみはるは、基礎体力もメンタルの強さも向上してるんじゃなかろーか。付きっ切りで惜しみなく協力してくれた友人にも、この場を借りてお礼を言おう。
「ホントにありがと。ヽ(^o^)丿このnote読んでね!!」(あれ?!なんか、ちゃっかりアピールだ。笑)

どうやら強くなった分だけ、ふてぶてしさが増した。でも、結局は、ふてぶてしくなり切れない…そんな今日のみはるのお話。

始まり始まりぃ〜♫

白髪なお年頃だ。超厄介。(;一_一)
この年齢になると、あちこちに不具合が起きる。
まぁ〜無理もないっか。50年も、おんなじ体、使ってるんだから。
それにしても、どちらかというと"黒い"髪色をしているみはるの生え際に、情け容赦なく現れる"白きモノ"の憎らしさよ…。
日々、鏡を見ては眉根をしかめる。

「うぅ〜。あぁ〜。もう限界だー!!」

サイクルは大体3ヶ月に一度。
意を決して、美容院をネットで予約する。

みはるが白髪を嫌がるのは、単にみっともないから、だけじゃない。

「美容院」に行かなくてはならないからだ。

もう、予約段階から心臓がバクバク言う。実を言うと、予約ページを開いても、3回は閉じてしまう。

(いやっ!流石に、もう、アカン…)

ぎりっぎりまで粘り倒しての3ヶ月なのだ。これ以上は、世間様にも申し訳が立たないし、みはる自身にも申し訳が立たない。

(えぇーい。このお店でどうだ!!)

ぽちっ。
最後のクリックで冷や汗。どんだけイヤなんだよ!!

予約の段階でコレなので、実際に足を運ぶとなると、そりゃ〜もう断崖絶壁から飛び降りる心地。

お店の場所を確かめる為に早めに家を出て、一度看板の見える所まで行く。この目で、しかと確かめてから、緊張緩和の為にカフェへ行く。

が、お決まりのパターン。

一般的に、みはる位の年齢になると、行きつけのサロンとか有るんだろーな。

髪はストレートのロングだぜっ!!

って、ずっと一途に貫いていたら、1000円カットで事足りた。
故に、この体たらく。

あかんがな。

数年前
「みはるさんて、女子力高いよねー!」と言われたが、その実こんなもんだ。

なので、美容院は怖い。怖すぎて怖すぎて、頓服を飲みたい位だ。(飲まないけど)

今日もお店をばっちり確認し、アイスコーヒーとピーナッツサンドで自らを落ち着かせ、いざ店内へ。

いらっしゃいませぇ〜♫

(なっ、なに?!このキラッキラの感じ!)

怯むな!踏ん張れ、みはる!

受付を済ませ、案内をされた椅子に座る。
まな板の上の鯉になったみはるは、窮地に陥った時にしか使わない"必殺フレンドリーパワー"を全開にした。

要するに、あれだ。

何を聴かれても

「はーい。お願いしまーす。」
「ありがとうございまーす。」

と、ビビってなんかないぞ!サロンなんて、自分の家の庭先の様なもんさ!風を醸し出すのである。

…バリ疲れる。

白髪を染めてくれる魔法の薬を塗られている間、手をぎゅっと握りしめ肩をいからせ、でも顔はむりやりの笑顔。

いい加減、無理だ…と思った所で、シャンプー&トリートメントのインターバル。

やれやれ、と思い席に戻ると、さっきまでみはるを担当してくれていたベテラン風のお兄さんが、お馴染みさんと思われる男性客に

「今回も、前髪、攻めちゃいますか!!」

と言った。

えぇ?!攻めちゃうって言ったの、今??

みはる、耳、悪くなった?

すると、もう一度

「○○さんの攻める夏が来ましたね!」

って言った。

攻めちゃいますかって、そーいう言葉を発して、お客とイイ感じに馴れ馴れしく…イヤ、親しくするっていう風景は、ドラマの中だけだと思ってた。

うわぁ〜。凄いモノ、見た。聞いた。

場違いもイイとこだーって思いながらも、その後みはるは、このベテラン風のお兄さんに、「ドリンク伺いましたっけ?」と言われ、「ドリンク?」と、素っ頓狂な声で聞き返し、ちゃっかり大好きなブラックコーヒーをサービスして貰った。

お世辞程度ではなく、おっきなカップにたっぷりのコーヒー。

こんなに緊張するコーヒーは初めてだよ!

とか思いつつ、おばちゃん根性出して、全部飲み干した。イイ感じに焼けてるぜ、ベイベー。

美容院あるあるの
"お仕事、この近くですか?"トークをゆるりと交わし、
"カラー染めなら、チケットがお得ですよ!"の営業トークは、心静かに受容と共感で受け流し、 
それよりなにより、このお店は、みはるの大好物=揉みほぐしもやっているそうなので、「次回は揉みほぐしとセットで来店しまーす!」と、全力の"フレンドリーパワー"で落としどころとした。

いつになくキレイにブローをして貰い、眼鏡を掛けて、さり気なく左を見た。

まっ黒ヘアーで、バリッとモヒカン!!

兄ちゃん、攻めてるね!!

滅多にしないことをしたので、とことん疲れたけれど、何故かこのお店を気に入ってしまった。

ここ数年、サロンを求めてあてどなく彷徨っていたけれど…

ここに決めたっ!!

それなりにご機嫌さんで、お会計を済ませ、ベテラン風お兄さんに丁寧にお礼を言って頭を下げた。

「指名もやってますから。」と渡された名刺をしっかと受け取り、心でひと言。

お兄さん、みはるも、これから攻めちゃうぜ!(๑•̀ㅁ•́๑)✧

                 完!

ーつけたしー
最後まで丁寧な接客に恐縮をしながら、お店を出た。…ら、お兄さんも出て来た。

いや、もういいから。
お願い!ひとりにしてぇ〜。(*>_<*)ノ

日傘を挿した、傘立ての鍵が見つからず、大慌てで手提げをガサゴソするみはる。
お兄さんはどう思ったであろうか。(¯―¯٥)

次は攻めるから!
カッコよく攻めるから!

今日の所は、これで勘弁してあげる。(おい)

空は夕暮れ。

まっこと良き勝負日和であった。

みはる

本日の写メ→チョコバナナ作りに攻めてる面々(あすぴれんとにて)

〜2019'5'24(金)深夜

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