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超初心者の僕が、ソロキャンプデビューするまで ②

(この記事は前回からの続きです)

ガチキャンパーさんたちとの楽しいBBQを終えて帰りのバスの中、僕はスマホを取り出して、半ば無意識にキャンプ系のYouTubeを検索していた。

「ソロキャンプ 初心者」とか、「ソロキャンプ 必要な道具」みたいなワードで検索して、表示される動画を食い入るように見漁った。

以前、芸人のヒロシさんのソロキャンプ動画を見たことはあったし、それ以外にも、映画のように美しいキャンプ動画をぼんやり眺めたりしたこともあった。

だけど、今回は違う。
自分も早くソロキャンプしたいっ!という思いが募り、何から始めればいいのか? 何を買い揃えればいいのか?と、真剣に動画を見た。

でも、見れば見るほどに、あれもこれも全部欲しくなって、収拾がつかなくなっていく。
そして最悪なことに、強烈に欲しいと思うものほど高価だ。(笑)

しかも、人気のありそうなキャンプ系YouTuberさんたちが紹介するツール類は「映え」要素も強くて、実際に使いやすいものなのか、自分のような初心者に使いこなせるものなのかもよくわからない。

帰宅してからも、そして翌日も一日中ネットで調べまくったものの、結局どうしたらいいかわからずに途方に暮れているときに、ガチキャンパーさんがBBQのときに教えてくれたことを思い出した

キャンプで最低限必要なのは、ランタンとテントとシュラフですよ」と。

そっか。じゃあ、まずはこの3つを選ぼう!と思い直して、再度YouTubeを見始めた。
だけど、テントにしろシュラフにしろランタンにしろ、どれも一長一短あって選びきれない。


でも僕は仕事柄、知っている。
迷子になったときは基本に立ち戻って、目的とコンセプトを洗い直したほうがいいってことを。

そこで、僕がソロキャンプをする目的はなんだろう? ソロキャンプで何がしたいんだろう? と改めて考えてみた。

僕がやりたいのは、「ひとり静かに自然の中で自由な時間を過ごすこと」だ。
できれば、ゆっくり読書したり瞑想したりしつつ、美味しいお酒とお茶とコーヒーを楽しみたい。

ふむ。じゃあ目的はそれでOKとして、どんなコンセプトで行くべきか?

前回の記事で書いたように、僕のソロキャンプへの憧れは、おそらく幼少期に読んだロビンソン・クルーソーや怪しい探検隊、沢木耕太郎なんかに端を発している。

そうであるなら、目指すべきは「魅せるキャンプ」や「映えるキャンプ」じゃない。
身軽で自由なソロキャンプ。バックパック一つで完結するような、どちらかというとワイルドで、機能的かつシンプルなスタイルのはずだ。

だから、揃える荷物は必要最低限。
選択基準は「軽量&コンパクト」でなきゃいけない。

ここまで考えて、ようやく方向性が定まってきた。

  • 設置や準備に手間がかからないこと。

  • 軽量かつコンパクトであること。

こうなると、買うべきツールは限られてくる。

出来るだけセッティングに手間がかからず、軽くて小さいもの。
そういうツールを選べばいいってことだ。

いやぁ、目的やコンセプトを明確にしておくって大事だなぁと改めて実感したのでした。

~ 超初心者だからこそ思うソロキャンプの心得 ~

まずはキャンプの目的と、自分の目指すスタイルを明確にしておくこと。


そうやって方向性が固まった後で、僕が一番最初に買ったのはランタン。
件のガチキャンパーさんも、ソロキャンプに必要なものとして真っ先に挙げていたしね。

感覚だけで選ぶなら、僕はアンティークっぽくて雰囲気のあるオイルランタンに憧れるんだけど、自分で決めたコンセプトに従うなら、とりあえず必要なのは小型のLEDランタンだ。

ただ、小型のLEDランタンで一番人気があるのはGoal Zeloというやつらしいんだけど、価格が高騰していて僕にはとても手が出そうにない。

そこで、ガチキャンパーさんに教えてもらって、Goal Zeloのパクリ商品(笑)を買うことにした。

jingyuKJという、おそらく中国のブランドだと思うけれど、届いてみてその小ささと明るさにびっくり。

しかも、ランタンだけでなく懐中電灯としても使える優れモノで、充電式なので荷物を減らせるのもGood。

これの単体が3,600円ほどだったけれど、僕はAmazonでランタンシェードと三脚のついたセットを4,229円でポチッた。(今見たら僕が買った時よりも値段が上がってました…。)

今振り返っても、本当にナイスなお買い物だったと思う。


そして一つツールを買ってしまうと、もう迷いはなくなって、僕は欲しいものを次々にリストアップすることを始めた。

次回に続く)


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