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蓮の花に秘められたお釈迦様の深い教え|蓮の花3つの特徴

1.はじめに


みなさんはお釈迦様というとどんなイメージを浮かべますか。
お寺のお堂で金色に輝いていらっしゃる仏様。
西遊記に登場する雲の上から語りかけてくる仏様。そんな印象でしょうか。
悟りを開いたことで有名なお釈迦様は、仏教の開祖です。
仏陀(ブッダ)とも呼ばれ、その表情は少しうつむき加減の眼差しで、
口元は口角が少し上がっておられるのが特徴的です。
そしてもう一つ特徴的なのは、お釈迦様の台座は蓮の花であることです。
なぜ、蓮の花なのでしょうか?
そこには尊い教えがあるのです。
今回は、お釈迦様の台座は蓮の花について、
小林正観さんの著書を基にご紹介します。

2.蓮の花


蓮の花は泥水の中からしか、立ち上がってこないといわれています。
真水では立ち上がってこないのです。
しかも、泥水が濃ければ濃いほど、水が汚れているほど、
蓮の花は大輪を咲かせるそうなのです。
泥とは、人生で例えるならば、辛いこと、悲しいこと、大変なことです。
蓮の花とは、まさに、人生の苦難の中で花を咲かせることなのです。
そして、蓮の中の実が「悟り」ということにほかならないのです。
つまり、「辛く悲しいことが無ければ、人間は悟ることがない」
ということを、お釈迦様は教えたかったのです。

3.蓮の花3つの特徴


蓮の花には3つの特徴があります。
①「花果同時」(かかどうじ)花と実が同時に開く(実る)ことです。
花が開いた時にはすでに果実が存在しています。
②「汚泥不染」(おでいふせん)蓮の花はどんな汚い泥の中から立ち上がってきても、その汚れに影響を受けず、とてもきれいに咲きます。
③「蓮にあだ花なし」「あだ花」とは咲きそこなったり、きれいに開かなかった花のことをいいますが、蓮の花には、このあだ花がないそうです。
泥水から立ち上がって咲いたと感じさせないほど、きれいに咲くのが蓮の花なのです。
つまり、どんな悩み、苦しみ、大変なことの中から立ち上がってきても、泥を突き抜けて花を咲かせた人は、美しいもの、つまり悟りを手に入れる。
ということなのです。
「美しい花を咲かせるためには泥が必要である」
お釈迦様は蓮の花を通じて人間のありようを教えたかったのです。

仮

4.まとめ


いかがでしたか?お釈迦様の教え、蓮の花にはとても奥深い意味がありました。私たちには泥水が必要なのです。
そう思うことができれば、不運に感じることが、実は自分にとって、とても嬉しく楽しく、幸せで素晴らしいものだということに気づけるのではないでしょうか。

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