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簡単に結界は張ることができる|身近なアイテムを利用した結界

1.はじめに


神社参拝の時、様々な場所で注連縄と共に、
白くゆらゆら揺れる稲妻のような形をした紙を見かけますよね。
これは紙垂しでと言って、お正月の鏡餅や神社の神木、
御神体となっている石や岩に巻かれていることもあります。

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紙垂しでがある場所は神聖な場所であることを示し、
境界線として下げられています。
境界線とは聖なる区域と俗なる区域を隔てる境目のことを言います。
境界線、それは結界が張られている・・・ということなのです。
結界の中には邪悪なものや不浄のものなど、
災いをもたらすものは入り込むことができません。
結界と聞くと、霊能力者や呪術師、陰陽師といった
特別な能力を持つ人が張るものというイメージがあるかもしれません。
このような方が張る結界は、特別な場所や人、
特殊な物などを守護するためであり、
とてもスケールの大きいものであることがほとんどです。
見えない力を信じることは難しいことではありますが、
邪気を祓う程度の結界でしたら、誰にでも張ることができるのです。
邪悪な存在からの干渉を受けないためにも、自ら結界を張ってみませんか?今回は、生活圏を聖域にする
簡単に結界を張る方法についてご紹介します。

2.邪悪な存在の干渉


さて、みなさんは毎日楽しく過ごしていらっしゃいますか?
当たり前のように過ごしている日々の中で、
いつもと何かが違うといった違和感を覚えたことはないでしょうか?
何となく身体がだるい、何となく右足が痛む。
何となく食欲がない、何となく頭が痛い。
この、「何となく」を感じる感覚には、
人が発する念が関わっていることが多いのです。
人は生きていると様々な感情に翻弄されます。
楽しい時には高い波動を出し、苦しい時には低い波動を出しているのです。重くて低い波動は、自分自身の調子が良くない時に同調してしまいます。
もちろん同調してしまう自分自身にも問題があるのですが、
重苦しく、邪念を持った低い波動から干渉を受けないためにも、
自ら結界を張ることも必要になってきます。
人間が発した念に限らず、自縛霊や浮遊霊といった未浄化霊や、
低級の動物霊など寄せ付けないための結界なのです。

3.暖簾のれんも結界


結界は簡単なアイテムによって張ることができます。
その一例として暖簾も結界であることをご存知でしょうか?
暖簾は店先や部屋の境界として吊り下げる布製のものです。
主に日よけや目隠しを目的として利用されますが、
実は結界としても利用されているのです。
平安時代には陰陽道の思想が根強くあり、
当時、怨霊や祟りを恐れた庶民は
空間を分けるために暖簾を使用
していました。
たった一枚の布が存在するだけで、
悪霊からの災いを退ける効果があると信仰され、
その名残が現代にも受け継がれているのです。

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現代の住宅で、暖簾はあまり活用されることが少なくなりましたが、
昔は台所の入口に暖簾を吊るしている家庭が多かったと思います。
これは、火を扱う場所である台所に結界を張ることで、
災いを退けるという意味があったと言われています。
現代の暖簾は結界というよりも利便性に優れているために、
お店の目印や、店内の目隠しなどに利用されていますが、
日本には独特な文化の中にとても
深い意味が込められていることが分かりますよね。

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4.結界を張る方法


では、誰でもできる簡単な結界を張る方法をご紹介したいと思います。
①塩を使った結界
塩には強い浄化の力が宿っています。
塩を使った結界は小皿に粗塩を盛った盛塩が有名ですよね。
玄関は幸運の入り口ですが、邪悪なものも入りやすい場所です。
外で拾ってしまった邪悪な念を家の中に
持ち込まないように玄関に盛塩をすることをお勧めします。

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②水晶を使った結界
水晶は天然石の中でも万能な霊石と呼ばれるほど
さまざまな場面で使用されています。
家の四隅に水晶を置いたり、土地の四隅に水晶を埋めることで
気の循環を起こすことができ、結界を張ることができるのです。
水晶はただ置いたり埋めたりするだけでは効果がなく、
パワーの入った水晶を使う事が重要です。
水晶は手をかざしてみるとパワーの入ったものでしたら
ピリピリする感覚や、暖かい感覚がありますので、
このような石を使用するようにしましょう。
また、アクセサリーとして身につけることも邪気を祓う効果があります。

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③炭を使った結界
炭には空間を浄化する作用があります。
水晶と同様、土地の四隅、部屋の四隅、
ベッドの四隅に炭を置くことによって結界を張ることもでき、
悪い存在の影響を受けにくくすることもできるのです。
炭はマイナスイオンを発生させるために、
リラックスした癒しの効果も期待できます。

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④九字切り
九字切りは、正式には九字護身法といいます。
陰陽師が場を清めたり邪気を祓ったり、
精神を統一させたりする時に九字護身法を使っていたとされていますが、
もともとは中国の道教思想が起源であるとされています。
人差し指と中指を刀のように突き出し、
碁盤の目を描くように十字を切ります。
左上から「りんぴょうとうしゃかいじんれつざいぜん」と唱え、
空中に網をはるイメージで、横→縦→横→縦…と格子状に切っていきます。
この網目から鬼や怨霊などの「魔」が入る隙がないように
結界を張るのです。

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⑤イメージによる結界
イメージによる結界はいつでもどこでも簡単にできます。
自分の周囲にアクリル板があるかのように、
透明ですがとても強いシールドがあるかのようにイメージします。
たったこれだけのことで目には見えないアストラル界では、
邪気を寄せ付けないオーラを張りめぐらせることができるのです。
人ごみが苦手な方にお勧めしたい方法です。

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5.まとめ


いかがでしたか?大きな災いにはプロの方に
結界を張っていただくことをおすすめしますが、
日常の中でも簡単に結界を張ることが誰にでもできるのです。
例えば、自分の愛用品に名前を書く。

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これだけで物を盗まれる確率は格段に下がります。
これも大切な愛用品を守るという結界の一つではないでしょうか。
理由も無いのに何だか気分がすぐれないな…。
そう感じた時、一度試してみてはいかがでしょうか?

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