見出し画像

マグマ3 夢

田園風景を過ぎてゆく。

天気の良い日だった。

さくらの木のもとで一人腰かけながら夢に落ちていく。

ゴーン、ゴーン、ゴーン

頭の中で鐘が鳴った。宴が、地底で宴が始まる合図だ。

眠りから覚めた。

そこは小さな部屋だった。

女性はベッドから起き上がって立ち尽くした。

女性はもう一度、長い長い眠りについた。

夢に落ちてゆく。

マグマは1人洞窟に篭ってせっせと身を整えている。

静寂さはマグマの熱をそっと包む。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?