見出し画像

月の夜

くちづけたころは 遠い昔の思い出

まだ手に落ちない 涙のゆくえを教えてよ

知らないんだよ ここに立ってわたしの

声を聴いて 朝まで そばにいて

くだらないと 言ってばかりだ

孤独なときが 波間に落ちる

ひとりのときが静かに落ちる

ひとりだからこうやって

ふたりのときを笑い合う

悲しことはいっそない方がいいねなんて

馬鹿げたことを言って泣いて

それでもまた夜は明ける

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?