あの日の透明な僕じゃない

推しの誕生日と私の誕生日は6日違い。推しの誕生日の6日後が私の誕生日。6日間だけ推しとの年齢差が少しだけ縮まっていぇーいってなる。ちょうど今が貴重な6日間。

大人になってから自分の誕生日が死ぬほどどうでもよくて、推しの誕生日で盛り上がった後迎える自分の誕生日があまりにもどうでもよくて毎年我ながらビックリしてた。

でも去年の推しの誕生日、目指していた場所にたどり着いて、色々な出来事が重なった結果、推しに対するの執着がなくなった。歳を重ねていく推しをかっこいいと思って、自分を鑑みて、私もちゃんと頑張ろうという意識が芽生えて、自分の誕生日が決意の誕生日だった。一つの節目として自分の誕生日が特別に思えた。

今年も特別な予定はないけど、自分の誕生日が少し楽しみ。たくさんの人にお祝いされる推しを見て、ずるくね…!?と思ったくらいには、自分の誕生日の優位度が上がってる。推しは私のことお祝いしてくれないのにね。そんなことを思うくらいには、推しの誕生日がこれまでほど特別ではなかった。


推し中心の人生ではなく、自分中心の人生にしたい。この1年で確固たるものになった気持ち。推しに出会ってからずっと目指していた場所に辿り着いて、私の夢も叶えてもらって、もうなにも求めるものがない。推しを大切に思う気持ちは変わらないけど、同じくらい自分のことも大切だと思いたいな~と思うよ。

この1年、なにかと転換期だった。去年の誕生日に自分の選択を正解にするために頑張ろうと誓ったのに、なにも上手くいかなくて、抗って抗ってずっと苦しかった。それでも、これから生きていくのに必要なものを手に入れた気がするから、実りある1年だった気がする。望まぬ形ではあるけど、これまでとは全然違う気持ちで生きて、色々な人生の可能性を考えたし、これまでの私だったらやらなかったであろうことにも挑戦した。少し勇気を出して行動すれば見える景色が変わる気がした。若いうちにやり残したことを全部やりたい。とりあえず、未だ書けていない推し宛のバースデーレターを書きます絶対。

毎年プレゼントなにがいいか聞いてくれる姉。ふたり暮らしを始めてからお互いの誕生日にケーキを贈り合う妹。嬉しいなぁと思う。素敵な三姉妹じゃんね。小さな幸せを幸せだと思える体質になりたいなぁと思う今日この頃。世界は私が思っているよりもやさしさで溢れている気がする。頑張れわたし。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?