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【ウズベキスタンDAY5.6】振興の街タシュケント-チョルスーバザールへ-

本記事は筆者がウズベキスタンを訪れた時の日記である。
また、これはDAY5.6なので気になる方は是非初日からみてほしい🙏

タシュケントに到着する時には連日の移動でかなり疲れが溜まっていたのと、寝坊で、飛行機の時間が迫っていたことからかなり駆け足で観光した。観光地があまりないので、実際ちょうど良かったように思う。

逆に観光客としてタシュケントに期待しすぎると肩透かしを喰らうかも。それではスタート!


首都タシュケント

ナボイ劇場

タシュケントにあるオペラとバレエのための劇場。

中心部にあるのでホテルから徒歩で移動(10分ほど)

この劇場実は日本人にもゆかりがある建物だそう。
なぜか?それは、1966年の地震で周囲の建物の大半が倒壊したのに対し、この劇場は無傷であった。地震大国である日本人が建てたことから倒壊しなかったと言われている(諸説あり)そのことからナボイ劇場の側面には、「日本人がこの劇場の完成に貢献した」と日本語、英語、ウズベク語で書かれている。

内部には入ることができずに外観を見るのみだったので、所要時間は15分ほど、それでもわざわざ見に来る価値はあった。

日本人墓地

安倍晋三元総理や麻生太郎元総理も訪れた日本人墓地
ここは日本人として訪れておくべき場所だ。

満州や樺太で降伏した日本兵はソビエト方面に連行され、過酷な労働を強いられた。その一部はウズベキスタンで労働を行い、ナボイ劇場の建築などに携わった。その彼らが眠る場所は、通常のモスクの裏を進んで、多くのお墓の中にある。かなり綺麗に管理されており、ごみひとつ落ちていない。お墓には名前と出身県が記載されており、平和を願う石碑が近くにある。

日本のために闘い、ここで死んでいった人々が眠っていると考えると、日本人として自分が何をできるか考えていかなければならないと思った。

チョルスーバザール

チョルスーバザールはタシュケントの中心部にある巨大な市場である。

周辺の住民も利用しているようで、価格も安い。販売している商品は食品、洋服、陶器など多岐に渡り価格と質を考えなければ、ウズベキスタン土産は一通りここで揃うだろう。

訪問する前は、このドームがチョルスーバザールだと思っていたが、これはほんの一部で、実際には周囲にテントが貼られ、巨大なマーケットとなっている。またドームの隣には、貴金属を専門に販売するショップ群もあり、高所得者の方の訪問にもお勧めだ。

ポーズを決めてくれる少年

ドームの近く、モクモクと煙が上がるエリアに来た。
煙が立ち込め視界を塞がれる。料理のいい匂いというよりも炭火と煙の匂いだ。よく見ると両脇に料理が並んでいる。人々の活気があって面白いエリアだ。ここではプロフやシャシリク、ナンなど料理を販売しているよう。

チョルスーバザールのドームの中に入ると、ガヤガヤとした音が聞こえる。肉を大きな音で切る音、客を呼び込む音、色々な音が交錯してまさに市場という感じ。主に肉などの生鮮食品を販売しているようだ。

他のエリアと比べて、このエリアでは呼び込みはキツくない。唾が食品に飛ぶからなのか、穏やかな人が多いのかは不明。

衛生的に心配なものも所々にあったので、神経質な方は注意したい。

スパイスを売っていたおじさん

高級スパイスと呼ばれるサフランを求めて、スパイスを売っているエリアへ。同じような店が多く、どの店で購入していいのかわからない。多くの店で「とりあえず見ていけ!」と呼び込み合戦。ここは呼び込みがきつい。


あつい呼び込みに呼び込まれて立ち寄ったお店でおじさんが説明開始。

おじさんはウズベキスタン産とイラン産のサフランを両方販売していた。
イラン産は高く、ウズベキスタン産の1.5倍ほど。実際に嗅いでみると遥かにイラン産の方が香りが良く、強い。ウズベキスタン産ははっきりわかるほど香りは強くない。

せっかくウズベキスタンに来たんだからウズベキスタン産で購入しようと交渉を始める。最初はウズベキスタン産サフラン300gで300000som(約3800円)と言われたが270000somまで下げてもらって、イランのサフランもつけてもらった。時間があればもっと粘り強く交渉したが、まあ上等だろう。

マーケットでの交渉のコツはこの記事で紹介

バザールの感想


チョルスーバザールは広い。おそらく東京ドーム1.2個分くらいの敷地はあるだろう。私たちはほしい商品を決めた上で店を回ったが、それでも1時間30分程度かかった。もしブラブラして食事をして交渉も楽しむならば2.3時間は余裕を見ておくと良いだろう。逆にドーム周辺だけを見て雰囲気を楽しむだけなら1時間でも楽しめそうだ。

注意点としては敷地が広すぎて込み入っているので時々迷ってしまう上、書いてある地図もウズベク語で読めない点だ。そのためチョルスーを満喫したい方は地球の歩き方の購入をお勧めする。地球の歩き方にはチョルスーバザールの地図が掲載されているので迷うリスクも少なくなるだろう。

市街地

残りの秒数が表示される信号

スーパーマーケットに向かうため、タクシーに乗り市街地へ。ウズベキスタンのタクシーはスピードは守るが、運転はかなり強引だ。割り込みもするしクラクションもめちゃくちゃ鳴らす。

それはさておき、街に出てみてその発展具合に驚いた。外資系のホテルが立ち並び、街もとても清潔。想像以上に発展していた。これまで地方都市を巡ってきたが、やはり首都は違うなと感じた。各所にショッピングセンターやカンファレンスセンターがあり、日本の丸の内を彷彿とさせる街並みであった。

印象的だったのはかなり深くまで中国系とロシア系の企業が進出していること。旧ソ連圏でもあることからロシアが進出していることは頭ではわかっていたが、プーチン氏の旗やロシアの旗を見るとかなりロシア寄りの国であることはよくわかった。

振り返って

タシュケントは各地で建設ラッシュであり、多くの建物が建てられている。街は発展し続けており、このままのペースでいけば今後も発展は続くだろう。ウズベキスタンの発展度合いを一番感じられたのが、タシュケントであり良い経験だった。

また観光客は食品、スパイス、プロフの缶詰などをタシュケントで購入するのをお勧めする。理由としては衛生的で箱に入っているものが多いからだ。現地で食べ歩きをする食品などはチョルスーを始めとするバザールにあるので是非購入してみてほしい。

これでウズベキスタンの旅行記は終わるが、また海外の旅行記録を書いていくのでぜひ更新を待っていてほしい。


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