見出し画像

6月の活動報告

〇風のあそびクラブ初イベント!『ライトトラップで昆虫観察』6/15

 今月は僕が顧問を務める風のあそびクラブの初イベントがありました。各学校に配った風のあそび通信6月号で集客を!と思ってたのですが、いろいろな不手際があり学校に配られたのは何とイベント後の事、、、地域の仲のいい親御さんに協力してもらい、何とか人集めをしておりました。

 本番前夜と前々夜は、開催地の中央公民館前でライトトラップの下見、2日間で合計100種類以上の昆虫が飛来し、中にはコクワガタやシロスジカミキリなど、見ごたえ抜群の甲虫も飛んできてくれました。本番も飛んできてくれよ~、と祈りながらガイドブックを作る。ガイドブックには下見で見れた昆虫を70種類ほど掲載し、イベント当日飛来してくれた昆虫をすぐに調べれるように大きめに写真を添付した。

下見で飛来した昆虫たち。左上:コクワガタ 右上:アサマキシタバ 左下:シロスジカミキリ 右下:オオミズアオ

 さて本番当日。まだ日が沈まりきっていないうちから集合する。日が沈むまでの約30分、パワーポイントを使ってどうして昆虫がライトに飛んでくるか?を言葉を慎重に選びながら説明する。簡単に言うと、昆虫は人工光によって上下の認識が狂ってしまい、光源に迷い込む。それを図を使いながら誰にでもわかるように説明するのはかなり難しい。ま、夜行性の虫の一部は光によって来るんだ、ってことをなんとなく分かってくれるといい。

オリエンテーションの様子

 これらのオリエンテーションが終わると早速ライトに集まって昆虫観察だ。子供たちもワクワクしてくれている。何を隠そう。僕自身めっちゃワクワクしている。さて、何がいるかな?あ、あれ、なにも来とらん。ん~。下見の時みたいにバンバン虫来てほしい。でも、せっかくなのでちょっと夜の城山公園内を歩くことにした。城山公園内には結構な数の街灯が建てられている。近くの街灯を回りながらその周囲の木々を見て回った。小さい蛾やゴキブリなどはよく見るが、クワガタなどはなかなか見つからない。そんな中、参加者の子供が桜の根に何か見つけたようだ。覗いてみると、なんとヤツメカミキリ。ほとんど光の届かない根っこの上にいたので、しっかり見ないと見つけられなかった。子供の目ってすごい。ヤツメカミキリは僕にとってはなかなかにワクワクする昆虫だったが、子供受けは、あんまりよくない、感じ。まー、ちっちゃいしねえ。うん。

夜の公園を廻る

そんなこんなでライトトラップに戻ってくる。さすがにたくさん、たくさん、虫が、来ているはず、だったのだが当日は運悪く集虫が悪い日だった。下見でたくさん虫が見られたって、本番がそうなるとは限らない。自然相手のイベントの難しさを噛みしめながら、とりあえず飛来してくれた昆虫の説明を始める。小さい蛾や、小さいコガネムシなどが飛来している。このちっちゃい虫たちの魅力を頑張って伝える、伝えるが、やっぱりクワガタとかの虫がいいよね。結局、最後までクワガタは来てくれず、ぼちぼち大きな蛾とかが来て楽しかったけど、子供たちの満足度はまあまあだったって印象です。

手作りのガイドブックを使って虫を同定する

初イベントだったので、駆け出しとしては反省点がいくつもあるイベントだったけど、今年開催出来たから来年はもっと良くできる。来年は絶対にクワガタ採るぞ。

ちなみに、風のあそび通信を配ったおかげで7月の川遊びイベントは7月に入る前に満員になりました!通信をコツコツ続けていって、我々の活動が広く地元民に伝わるといいなと思います!


〇地域おこし協力隊初任者研修

 6/12,盛岡の公会堂で地域おこし協力隊就任1年目向けの初任者講習が行われました。県内の様々な場所から30人近い地域おこし協力隊が集まり実施されました。講演形式の研修で、3名の講師が地域おこし協力隊についてや就任中の苦難、活動、就任後の進路について、様々なことを話してくれました。地域や受け入れ先が変わると当たり前だが人々の特性や業務形態が変わる。あ、それ大槌だとこうだな~、とか、そんな地域もあるのか!とか思いながら、楽しく話を聞いていた。話の中に、「はじめはいくら頑張っても、初年度は結果が出にくいものだ。とりあえず実行してみてそのあとにPDCAサイクルを回しながら良いものを作り上げていく」というものがあった。そういうもんだよなあ!と思いながらも、どうしても結果を求めてしまう。これが新任地おこのジレンマか!うーん何とかしたいものだ。

講師による講演

 その他に地域が近い人や、大槌とかかわりのある様々な年代の人たちと交流しながら、時間が過ぎて行った。みんな活き活きしていて、やりたいことがあって頑張ってるのがひしひしと伝わってきて今後が楽しみになった。いろんなところで持ちつ持たれつ協力していけたらいいな。


〇地引き網!新たな可能性…

 6/30,盛岡のスポーツスクールの子供たちを対象に地引網を開催しました。実は前回5月の地引網でとれた魚が少なかったこともあり、すごく心配していた。何とか魚たくさんとれてくれ👏

 今回は、人が多いこともあってかすごくスムーズに網が引けた。何のトラブルもなく上がってきた網が波打ち際にあらわになると「バシャん!」と大きな音。おお!と思ってその方向に振り向くと大きなカレイが入っていた。大きな魚は大きいというだけでとっても見ごたえがあるので内心ガッツポーズ。じゃあ他は?と眺めていると子供たちが水槽にたくさん魚を持ってくる。(よっしゃ!)もうこの時点で懸念は解消された。じゃあ魚種はどうだろう?と思い、ある程度魚が集まりきってから水槽を覗きに行く。すると、大きなカレイが二枚とたくさんのキス!そのほかシーバスやホウボウの幼魚、タナゴ、フグ、アナハゼ、オニカマスなどなど、たくさんの種類の魚がいてみんなを楽しませてくれた。

地引網の様子

 今回は何と、50尾ほどのキスが地引網で獲ることが出来た。本来キスは暖かい海の魚なので、三陸にまとまった数がいることは少ない。今までの地引網でも多い時で小さいのが10尾程度であり1~4匹くらいが平均であった。それなのに20cm前後ある大きなキスが今回はたくさん獲ることが出来た。昨今の海水温上昇で三陸で見ることのできる魚にも大きな変化の波が到来している。キスの増加もその一つだろうかと思う。しかし、キスである。非常においしい魚だ。三陸の海にまとまった数が住み着いてくれればキス釣りができる。その新たな可能性にひそかに胸を躍らせながら、今回の地引網は大成功で終わった。

地引網で獲れた魚たち。大きいカレイやフグのほかに多くのキスが獲れているのがわかる。

〇あわただしい6月!

 この6月。僕は非常にあわただしかった。本当に濃密な6月だった。息つく暇もない6月。そして解き放たれて(物理的に)身動きが取れなくなった月末。その一部始終を見ていこう。

 6/2に消防演習と言って、大槌町消防署で消防隊員の運動会のようなものが開催される。5月の中旬から毎晩のように練習を重ねたポンプ車操法、それを披露する日である。6/1はそのリハーサルと前夜祭で、午前中はツアーの受け入れをし、午後から本番のリハーサル、その後は屯所で飲み会だ。リハーサルでは全体の流れを確認したのち、ポンプ車操法の練習。まだホースを伸ばすのがうまくいかず、明日がとっても心配であったのを覚えている。練習が終わったら屯所に戻り、明日に向けて英気を養う。と、ポンプ車を掃除する際にアシナガバチの巣を発見!その中にはたくさんのハチの子が!そりゃいただくでしょ!とイタドリの葉の上にハチの子を並べてぱくっ。なるほど、初めて食べたアシナガバチのハチの子はウリ科のような味がした。消防の先輩方は、僕が嬉々としてハチの子を自慢するのを見て若干引いてらした。さて飲み会。大量のクマ汁と、魚介類の刺身たち、そのほか、おいしいお酒が並ぶ。そんなのが目の前にあったらもう、言うまでもないよね。少し飲みすぎた。解散自体は21時過ぎ頃と良心的な時間であったが、次の日は間違いなく二日酔の気配がした。

アシナガバチのハチの子。かわいい

 本番当日、案の定二日酔。程度は重くはないが若干の気持ち悪さが体を巡る。初めに団員全員で行進し、大槌町消防署内のグラウンドに入場する。左→右→左→右の順で足をあげて行進する。その最中隣の方が失笑する。驚いて隣を見ると、「けんちゃん、出す足と手が同じになってるよ笑」と大爆笑していた。そんなことはないだろ!と一度冷静になって確認すると、普通に言われた通りになっていた。自分でも気づかないくらい緊張していたようだ。その後、つつがなく時間は進み、ドキドキのポンプ車操法。結果から言うと目立ったミスはなかった。しかし、巻かれたホースをちゃんと伸ばしきれなかったのと、ホースから水が噴射した後、力が足りずぐらついてしまった。この2つは絶対に6月末に行われる地区大会までに克服しなければならない。

行進の様子

 このポンプ車操法が終了すると、その次は目玉の放水である。川からポンプを繋ぎ、着色料をとかしていろんな色の噴水を一斉に放射する。これを見に来る観客も少なくなく、大槌川にかかる橋の上は観客でにぎわっていた。しかしこの噴水、放水ノズルを持つ人にかかる力がものすごい。3人で放水ノズルを支え噴射する向きをなるべく真上に保ちながら維持するのだが、下向きにかかる圧力がすごく、僕はうなり声をあげながら支えていた。

全力でノズルを支える


放水の様子

 そんなこんなで消防演習は終了。さあ、待ちに待ったうな重だ。そう、このうな重を食べるために消防に入団したんだから!

 岩戸という料理屋さんで昼ご飯を食べる。まだ二日酔は続いている。豪華な和食が順々に並びそのどれもがうまいうまい。そしてその一番最後に出てきた料理がそう、うな重だ。口に含む。その身はふわふわ。その皮は若干パリッとしていて歯切れがよい。甘みが強すぎないたれが口いっぱいに広がり脳を刺激する。ああ、僕はこのうな重を食べるために大槌に来たんだ、と錯覚するまでに。うな重を食べ終わると、それまで粘り強くつっかえていた二日酔もきれいさっぱり消し飛び、その日、お酒に酔うことはなかった。

待ちに待ったうな重!

 そして次の日、朝から盛岡に向かって走る。なぜだって?僕はこの日からアメリカに飛ぶのだ。

 アメリカではこの時、221年に1度の奇跡が起こっている最中であった。それは素数ゼミの大発生。それも13年と17年の隣り合う大規模集団が同時に羽化するのだ。それを見逃すわけにはいかない。なんせ、子供のころ『世界の昆虫』で読んだセミの大発生。その頃からずっと憧れていた。その奇跡を直接自分の目で拝める幸運に預かったのだから!

 はちきれんばかりの興奮を胸に、アメリカへ飛び立った。アメリカに着いたのは夜の11時過ぎ。この時僕は、空港で携帯のシムカードを購入し、レンタカーを借りて初めの目的地へと向かうつもりだった。しかし現実はそう甘くない。空港内の開いている店舗は一つもなく、フリーWi-Fiも通ってなかったのだ。Oh My God…とりあえずレンタルする車を何とかカーナビ付きの車にしてもらった。夜な夜な第一の目的地へ向かい、翌朝から携帯ショップを回る。しかしなかなかうまく通信できない。携帯を機能させるのにあちこち走り回って、昼過ぎまでかかってしまった。

 アメリカに来てまず感じたのは、動物の密度の濃さとそのロードキルの多さだ。ダウンタウンは各地にあるが思ったよりも規模は小さく、そのほかはほとんど農耕地と森林だ。そのためか、ウサギやシカなど、草食動物が非常に多い。そしてたくさんの動物の死骸が道路に転がっている。アメリカは大きな車が多く、獣を轢いたとしてもそのまま走行できることが多いのだろう。しかしそれにしても、道路の真ん中でぺしゃんこになってせんべいのように干からびているシカのような大型動物を目撃した時は驚きを隠せなかった。というか、“ロードキルが多いことがわかる”ということは、基本的にそのロードキルを片付けずに放置しているということである。新鮮なものから腐り落ちたものまでさまざまなロードキルがゆく先々の道路に落ちており、車で走っているだけで目撃動物の種数が稼げた。

スカンクのロードキル。臭い。
新鮮なオジロジカのロードキル。気温が高いためお腹がパンパンに膨れ上がる。

 セミを求め走りながら、様々な場所に寄った。昨年アラスカに行った時も思ったがアメリカは湿地が多い。大きな河川が複数流れている影響かも知れないが、各所各所に湿地や湿性草原のような環境が散らばり、昆虫や野鳥の数も豊富である。そして、日本と違って見つけた生き物たちは派手な色をしているものが多かった。日本の生き物たちがわびさびの奥ゆかしさを表現しているならば、アメリカはパワフルな絢爛さを表現している。日本と異なる環境ってだけで、こんなにも面白い!

 旅の中で初めてセミと相まみえたのは2日目の夕方の事。ある研究者の生息地マップを参考に設定した目的地が近くなると、遠くからすごい密度の喧騒が聞こえる。一瞬でセミだと認識した僕は口元をニヤニヤさせながら目的地に車を止め、降りる。下車した僕を待ち構えていたのは、鼓膜を破らんばかりのセミが奏でる爆音。あこがれの地に降り立った実感を噛みしめた。そこは17年ゼミのエリアであり、密度がかなり高い場所であった。中空をあわただしくセミが飛び、近くの木々はセミで埋め尽くされ、地面はスポンジのように穴まみれ。アメリカの人たちはセミを大事に扱う反面、数が多く非常に迷惑でうるさがっている、と聞いたが、たしかに庭は穴ぼこになり、朝から夜まで鳴き続け、家の壁とかに追突されて死骸が増えるのは、すごくめんどくさいだろうなあ、とも感じた。。。笑

17年ゼミ。赤い目と橙色の翅脈が美しい

 真なる目的地は、分布境界でありセミの発生爆心地であるイリノイ州のスプリングフィールドであった。そのスプリングフィールドに着いたのは6/7の夕方で、旅程4日目の事。でも到着してもセミの気配がない。疑問に思っていると、僕の持っていたカメラを見て宿のオーナーが話しかけてくれた。

「君は写真家か?」「いや、写真家ではないんですけど、セミの写真を撮りに来ました!」「ああ、あの小さいセミのことか!ジリリーってうるさく鳴いている奴!その正面の公園とかあちこちで発生していたよ。この宿にも毎日のようにたくさんのセミがぶつかってきて、戸締りをしないとあっという間に室内にセミが入ってしまうんだ。しかも廊下や駐車場に散らばったセミを掃除するのも大変だったんだぞ~。」「そう。それを見に日本からやってきたんです!今でもいっぱい見れますか?!」「いやあ、3日くらい前まではうるさくて大変だったんだけどね、2日前くらいからぱったりおさまったよ。今日は全然見ないなあ。そう、ちょうど君が来る前に終わっちゃったよ!ハッハッハ」

 な、なんだって。知り合いの昆虫写真家の人から聞いていた話では僕がスプリングフィールドに到着する1週間くらい前はたくさんのセミが羽化していたらしい。セミの寿命は1~3週間ほどといわれているため、1週間たってもまだまだセミは鳴いているはずだった。しかしこのあたりではセミの気配は少ない。次の日、宿を出発しスプリングフィールド近郊の生息地をまわったが、セミはいるもののやはり密度は低く、夥しい数のセミは見ることが出来なかった。運が悪いなあ。残念。

 そんなこんなで旅は終盤を迎える。セミ探しに区切りをつけて、最後は熊を探しに行こう。と思い、アーカンソー州のトレイルを早朝から歩くことにした。しかし何とサンダーストームに見舞われる。目的地に着いたはいいがしばらく激しい雨が降り、トレイルを歩ける状態ではなかった。雨が弱まったのは午前8時過ぎの事、せっかくだし歩くかあ、と思ってレインウェアをがっちり着込み運動靴に履き替えて道を進む。Carolina Wrenというミソサザイの仲間が出発を歓迎してくれた。トレイルでは様々な鳥を見た。青色のノジコの仲間、大型のキツツキ、黄色くとても小さいセキレイのような鳥(撮影できなかった)などなど、しかしクマの姿は見られない。そんなに簡単に見れるものではないと思っていたがついぞその姿を拝むことはできなかった。しかし、面白い生き物を見ることが出来た。それはハコガメである。トレイルを歩いていると突如視線を感じた。視線の主を探すとそこには、ちょこんと、置物のようにカメが鎮座していた。ひとしきり写真を撮った後、手に取ってみる。するとなんと、背甲(背中の甲羅)と腹甲(お腹の甲羅)がぴったり閉まりきったではないか!これがハコガメの特徴である。本州に棲んでいると首を引っ込めるカメしか見ることがないが、ハコガメの仲間は首を引っ込めると腹甲が背甲の内側に沿って綺麗に閉まり、完全防御形態となる。最終日で雨だったこともあり、うれしい遭遇となった。

ハコガメ。種類までは特定できていない。置物みたいで非常にかわいい


完全防御形態。左が尾。右が頭。

 ここまで問題なく歩いているように感じるトレイルだが、一つゆゆしき問題があった。それは、トレイルには橋がない、ということだ。順路通りに進んだのに、川に閉ざされて道が見えない。と思っていたら、なんと川の先には道が、、。アメリカのトレイルでは、乗馬してトレッキングをするというツアーがよくあるらしく、このトレイルも例外ではない。そのため、人が歩くための橋が川にはかかっていない。環境にはとってもいいとは思うんだけど、思い出してほしい。この時、サンダーストームの直後である。川は増水し水位が上がって、流れは増している。その時に川を靴で歩くことの何たる恐ろしさや。しかも河底には藻が張り巡らされているところもあり、どれだけ踏ん張っても流れによって滑る。何とか無事にトレイルを走破できたものの、次訪れるときはもっと準備しなければならない、と痛感した。

対岸に続くトレイル。川底は藻に覆われ滑る。

 そして、
 楽しかったアメリカ紀行は目立ったトラブルなく終了し、日本へ向かう。帰国後からは、また消防の練習が待っているのだから。

アメリカで見れた生き物たちの一部

その前に、クマが見れなかった無念を晴らすため花巻に訪れた。ツキノワグマを合計で6頭見ることが出来た。

道路を歩くツキノワグマ

 消防演習とは別で、6/23に消防の地区大会が遠野で行われる。消防の仲間たちもこれまで以上に気合が入り、始動する指示や語気に力強さを感じる。悔いなく練習し、悔いなく大会を終える。そして気持ちよく6月の締めとあがりたい。

 大会前日までしっかり練習を重ね挑んだ大会当日。遠野釜石大槌地区から消防に携わる人たちが集まりその成果を競った。我々は2番手。1番手の操法が終了しいよいよ本番だ。本番中は必至だった。ホースを置く位置、支える姿勢、それぞれの所作、声の大きさ、無我夢中でやっていると、競技が終わるのはあっという間だった。実際、練習で行ったどれと比べてもはるかに良い出来で閉めることがあり、もしかすると上位入賞か、と浮かれるほどにはうまくいった。みんなもやり切ったという感じで結果発表を待っていた。しかしふたを返すと、最下位、しかもダントツの点差。あ、あれ。それだけ相手方が上手だったということですかね。悔しいけど、この気持ちは2年後の大会まで取っておこう。締まり悪いなあ!笑

 

 こうして波乱の6月は幕を閉じる。そしてすべてが終わったと錯覚した後、足を怪我した。ほんとに馬鹿だ。うん。なので7月いっぱいは松葉杖生活です。頑張って生きます。応援しててください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?