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購買力平価とは

為替レートの決定理論。
為替レートは二国間の通貨の購買力で決まるという説。
例えばアメリカで1ドルで買えるものが日本で100で買えるとすると同じものが1ドルと100円で買えるので為替レートは1ドル=100円が妥当だという結論になる。

購買力平価には絶対的購買力平価と相対的購買力平価の2つがある。
前者は現時点で異なる国の間で同じ製品を同じ価格で購入できる水準として算出されるもの。
これには国が異なっていても同じものが同じ価格で買えるべきという一物一価が成り立つ必要がある。
後者は過去の1時点から両国のインフレ格差から物価を均衡させる為替相場を算出するもの。
インフレが起きると通貨の力は相対的に落ちることを利用する。

実際の為替レートは為替市場での需給や貿易コストなどの要因でブレる。
しかし長期的に見れば乖離することがないというのが購買力平価の考え方。
また商品価格を基準にするので生活実感に近い。

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