マスターズトーナメント決勝戦



サトシは観に行こうと思うが足が動かず上の空だった。

ピカチュウはその様子を見て、帽子を取り上げ走り出した。

「ピカチュウ何すんだよ!」とサトシは言うがピカチュウの足は止まらない。サトシは急いでピカチュウの後を追った。

ピカチュウはシュートシティのトーナメント会場で止まり、サトシに帽子を渡した。

「そっか。そうだよな。ちゃんと観ないとな。もう決勝戦が始まってる!ダンデさんとシロナさんの試合を見なきゃ」と言い、帽子を被った。

そして決勝戦を観にスタジアム関係者席へと向かった。

何ということだぁ!一体誰が予想できたでしょうか。シロナ選手は残り4体に対しダンデ選手はリザードンだけとなってしまいました。

「おーっとこれは驚き!シンオウチャンピオンはポケモンコンテストの演技を取り入れてダンデ選手が何も出来ずに次々とダウン」とコジロー。

「奇想天外なものばかりで嫉妬…」とムサシ。

「特にガブリアスのステルスロックをりゅうせいぐんでコーティングするにゃんてすごすぎだにゃ」とニャースが言う。

ーダイジェストー
第一試合 ダンデ:インテレオン シロナ:ガブリアス→ミカルゲ
ガブリアスがりゅうせいぐんを使用するも、インテレオンはアクアジェットで全て回避
。シロナは回避されることを読んでおり、ガブリアスにステルスロックを指示。
ガブリアスを戻し、ミカルゲを選出。得意のふいうちから催眠術。
ダンデはミカルゲの催眠術対策として、サトシのピカチュウが使ったカウンターシールドをうずしおで再現し、催眠術を相殺した。
だが、相殺した催眠術が光の粒となってインテレオンに命中して眠ってしまい、ミカルゲのゆめくいによりインテレオンは戦闘不能になった。

第二試合 ダンデ:バリコオル シロナ:ウィンディ(ひすいの姿)
今まで見たことのないウィンディにダンデ、観客が驚く。
ステルスロックのダメージにより行動が鈍ったバリコオル。
ウィンディがしんそくにより一気に間合いをつめゼロ距離からだいふんげきを放ち、バリコオルは何もできずに戦闘不能になった。

第三試合 ダンデ:ギルガルド シロナ:ウィンディ(ひすいの姿)
だいふんげきをキングシールドで防ぎつつ、せいなるつるぎでウィンディに攻撃。ウィンディが疲れ果て混乱したところにせいなるつるぎでとどめを刺そうとしたが、ウィンディは頭を地面にぶつけて混乱を治し、ゼロ距離からだいもんじを受け戦闘不能になった。

第四試合 ダンデ:オノノクス シロナ:グレイシア
オノノクスが登場するとともにステルスロックによりダメージが入る。なぜかステルスロックのダメージが異常に入った。
シロナは(ふふ)と不敵な笑みを浮かべグレイシアにあられを指示した。
ダンデはオノノクスにげきりんを指示するも、グレイシアの特性”ゆきがくれ”により全く当たらず、オノノクスは疲れ果てて混乱する。
グレイシアにこおりのつぶてによりオノノクスは戦闘不能になった。
「やられたよ。まさか、りゅうせいぐんでステルスロックをコーティングするとはね。」とダンデは賞賛する。
「ありがとう。知り合いのコーディネーターさんの演技をたくさん見ていたから、それを応用したの。」とシロナはヒカリの姿を思い浮かべながら伝える。

第五試合 ダンデ:エースバーン シロナ:ウィンディ(ひすいの姿)→トリトドン→ミカルゲ
ダンデはステルスロックを警戒し、空中でエースバーンを繰り出し、ねっさのだいちでステルスロックを破壊した。同時にエースバーンの特性”リベロ”によりじめんタイプへと変わる。
シロナはそれを読めず、すかさずトリトドンに交代した。
だが、素早いエースバーンにトリトドンのだいちのちから、だくりゅう等がかわされてしまい、エースバーンのねっさのだいち、とびひざげりにより戦闘不能になった。
次に登場したのはミカルゲ!催眠術やふいうちが効かず、エースバーンのかえんボールが飛んでくる。
シロナはミカルゲに心の中で謝り「ミカルゲお願い!」と指示した。
ミカルゲにエースバーンのかえんボールが命中し、倒れた。戦闘不能になったと思ったが、黒い影が出てきて、ダンデのエースバーンを覆う。
ミカルゲ、エースバーンともに戦闘不能になった。
ダンデはシロナのポケモンを一体戦闘不能にさせたことにより、気持ちに余裕がでていたが、それが仇となってしまった。

ーダイジェスト終了ー


#SF小説が好き

この記事が参加している募集

SF小説が好き

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?