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自宅で一周忌をやった話

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早いもので父の死から1年が経ちました。
コロナ禍でなければ近しい身内でお墓に行き、お坊さんにお経を唱えてもらい会食…としたかったんけど、往復4時間かかる霊園まで行けるご時世でもないなと思い、自宅でやる方法を模索。

葬儀や法事に関する情報サイトって無限にあるんだけど、いくら調べても自宅でやる場合はきちんとした仏壇がある事例しか出てこず、しかも大体どっかの檀家になってて懇意のお寺さんがある前提になってて、まず坊さん探しの方法がわからんが???今は便利なものでネットでお坊さんを手配できるサービスなんかもあるんだけど、それは最終手段にしておきたい。
葬儀の時に葬儀社が手配してくれたお坊さんが丁寧でいい感じだったので、そのお坊さんに連絡を取り、「このご時世なので自宅でお経だけ読んでほしいんですが、仏壇とかも何にもないんですがやっていただくことは可能ですか?」と相談したら丁寧に引き受けていただけました。「仏壇がない家も今どきは多いし、コロナ禍で自宅でされる方も多いので大丈夫ですよ」と。ですよね~~~~!!!

ネットにある葬儀法事関係の情報はあまりにもきっちりしたマナーと伝統ガッチガチのやり方しか出てこないんだけど、実際法事に参加してるとそこまでマナーガチガチの参加者はそこまで多くなくて、時代に合わせて臨機応変にやるスタイルも増えているように感じてます。まずは伝統をしっかりと伝え、それを重んじるという姿勢は大事だと思うけど、「故人を弔う気持ちさえ大切にすれば、必ずしも○○をすべて用意する必要はありません」みたいな情報がもっと増えてほしい。こちとら抑えとかなきゃいけないポイントとかの情報がほしいんよ。

そんなわけでお坊さんに色々相談して「仏壇がなければ遺影や位牌が置ける小さなテーブル等を用意して、あとは供物(果物やお菓子、お水など)を置いてあげてください。」ということだったので、遺影、位牌、お菓子、果物、お水、お酒(酒飲みなので)、お花のアレンジメントを用意。あとは当日お坊さんにお渡しするお布施、お車代、御膳代(会食にお坊さんが出席しない場合は必要)のお金3点セットを準備(※これらは宗派により若干異なる)。当日は滞りなく一周忌を終えることができました。

梅雨真っ盛りで前日までずっと雨だったのに、一周忌当日は綺麗な青空で、「喜んでくれたのかな~」って嬉しい気持ちに…が、しかし。
その日の夜に高級寿司のテイクアウトを予約してたんだけど、予約時間直前になったら、バケツをひっくり返したを通り越してむしろ滝みたいな豪雨と猛烈な雷に。やむなくタクシーで寿司を取りに行ったんだけどタクシーを乗り降りする一瞬でもずぶ濡れ。「午前中は一周忌でご機嫌だったけど、自分抜きで美味い寿司を食べようとしてるのに気づいてぶち切れられたんだな~」という結論になりました。すまんて。遺影に寿司供えたから許して。

寿司はめちゃめちゃ美味かったです。さび抜きで頼むの忘れたけど。

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