ツイッターのRTを見て思い出したこと。

昨日のTwitterでRTが回ってきまして。

その方が具合の悪そうな男の子(熱中症)に、とりあえず体を冷やしなさいとスイカバーを上げたそうな。

後日母親からお礼を言われたとか。

スレッド長いんだけど(最初はちょっと怖い話かと思った)、でも全部読んで、この人みたいになりたいなあと思った。

人助け!と力むこともなく、当たり前のように具合の悪い子供に手を差し伸べる。

なかなか難しいよね。

そして、私がまだ埼玉来たばっかりで、うつ病で精神科に通ってた頃。(仕事はしてた。その後悪化して入院して数か月生活保護のお世話になったりもした。今は、うつ病も治ってます)

仕事が家でするものだし、うつだし引きこもってちゃいかんというのと。

仕事につまると私は歩いて考え事をする人だから、その日なんか眩暈がするなと思いつつも、仕事に関して考え事したいし+引きこもってちゃいかんと思って散歩に出たのよ。

方向音痴だから絶対迷わない、絶対にわかってる道を早朝に。

ふらふらするから家引き返そうか、でもテキストが進まないから歩きながら考えたいなあ、いやでも今もろくすっぼ考えられてないしなあ。

なんて思いながら川越駅の階段を上っていた。

横断歩道わたってクレモに入ろうと思っていたはずなのに、足が勝手に川越駅に向いた。おそらく打ち合わせで都内に出る際川越駅を使うのに慣れてしまってたのだろう。

まあ階段上って歩道橋歩いてクレモに入るか。しかしクレモの階段らせん状でぐるぐるするんだよなあ、なんて思いながら階段を上り終えて。

後ろから女性の声が聞こえて。

気が付いたら私は救急車に乗ってた。

というか、救急隊員さんに頬叩かれて「起きてください!!」と言われていた。

ぶっちゃけ起きると息苦しくて辛いから気絶させてほしかったのだけれど、どうも気絶しちゃいかんらしく意識が遠のくたびに救急隊員さん、病院の看護師さんに「起きてください」と頬をぺちぺち叩かれてた。

ボケボケしている間にベッドに寝かせられて、女の先生から「ナンチャラ発作(名前覚えてない)」というものであると聞かされた。

でこの「ナンチャラ発作」というものは、原因不明で突発的に怒るとのこと。

なので体に異常がないか前身の検査をしたいと言われた。

結果、体には異常なし。

恐らく、うつ病が悪化していたのと、テキストが進まないことへの焦りとか精神的なものだったのだろうと私勝手に思っている。(医師に言われたわけでもないのにな。

で、意識がはっきりすると不思議なわけだ。

川越駅の階段上ってたはず。

それが何で救急車に乗って病院にいるんだ?

疑問を口にすると、誰に教えてもらったのかな?

覚えてないのは、やっぱ当時意識はっきりしてるつもりでも、ぼやっとしてたんかな?

多分、病院の先生だと思うんだけど。

「あなたは川越駅で倒れて、それを見ていた女性が救急車を呼んでくれた」

もしかしてそれは私の後ろで何事か声を上げた女性だろうかと思っていて、当然だけれどお礼が言いたい。

そしてお礼が言いたいけれどその女性のことはわかるかと聞いたところ。

「うちの病院ではないけれど看護師ということは知っている。名前も特に名乗らなかった。ご本人も仕事があるので仕事に向かった」

え、それじゃお礼ができないじゃない。

そのときに言われた言葉が。

「私は通報した人本人ではないから何とも言えないけど、通報した人はお礼を求めてるわけじゃないと思う。看護師だからっていうのもあるだろうし、具合が悪くて倒れた人を助けるのは当たり前だから」

それでは私の気が済まない。

(これは私の意識がないんだけれど階段を上った後、私はクレモに行かず川越駅構内に入っていたらしい)

翌日か翌々日か、川越駅に行って駅員さんに尋ねた。

「あの、先日ここで倒れて救急車を呼ばれたらしいんですけど、その時のことがわかる方います?」

駅員さんに、何ともなさそうで安心しましたと言われて。

救急車を呼んだのは女性というは駅員さんも知っていて、駅員さんも駆けつけて救急車が来るまでできることないかと心配してくれていたらしい。

そして駅員さんもその女性の名前はわからないとのこと。

ただ慌てふためく駅員さんに、看護師ですとも言っていたらしい。

病院で聞かされたとおり、その女性がお礼を求めていないなら探すの難しい。

駅員さんにも「これから体壊さない様に気を付ければいいじゃない」となって話は終わったのだけれど。

救急車を呼んでくれた女性には感謝してる。

こういう人になりたいなあと思う。

当り前のように損得関係なく、困ってる人に手を差し伸べられる人。

でもなかなか私も人間出来てないから、難しいね。

救急車を呼んでくれた女性も、心配してくれた駅員さんも、救急隊員さんも、病院の方々にももちろん感謝している。

もしどこかで会えるようなことがあったら、あの時はありがとうございましたとお礼を言いたいねぇ。

名前も顔もわかってないけど。

本当に、こういう無償で見返りも止めず当たり前に、困った人に手を差し伸べられる人になりたいね。


とりあえず、うつが悪化してるときは変に体動かそうとか、仕事詰め詰めにするのはやめたほうがいい。

とは友人に言われた。

その通りだね、うん。

結局その言葉を聞かずに無理して、入院することになって、生活保護のお世話になってちゃダメよね。

昔を思い出すと、やはりうつの時って正常な判断ができないんだろうなあ。

あんなふらふらで具合の悪い状態で、今ならどれだけ仕事につまってても、アイディアまとめるため散歩しようとか思わないもん。

とりあえず布団に入るもん。

散歩しなければ倒れることもおそらくなかっただろう。

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