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群衆の英知もしくは狂気、で遊んでみてください

今日こんなツイートが流れてきて、早速やってみた。とても面白かったのでぜひみんなにやってもらいたい。

これはインタラクティブに人のつながりや意思決定について学ぶことのできるサイトである。マウスでノードをつないだり、切ったりしながら、認知と実態がどのようにかけ離れているか試せて非常に面白い取組みだと思った。この面白さは主に2つ、内容の面白さ、学習形態の面白さによるものだと思う。

内容としては、もしかするとどこかで読んだりしたことがあるのかもしれないが、この取り組みの面白さはむしろ学習形態の面白さが新しいのだと思った。この面白さはProgateに近いように感じた。Progateは初心者向けのプログラミング学習サイトである。学習は小分けにされ、コードはすぐに結果を確認できるし、環境構築で躓くこともない。Progateはプログラミングの課題を小分けにして、学ばせたい内容をインタラクティブに学習させるのに成功していると思う。

このサイトは学習とサイトとしての楽しさを両立するという難しいことをやっている。ここで先日読んだNoteの記事を思い出した。

この記事で、トレードオフをどれだけ乗り越えたかが仕事の成果だと言っていて、確かに難しいながらもそれが仕事だな、と同意した。今読むとあまり関係ないけど思い出した。

さて、繋がりがどのように人の判断に影響を与えるかを考えると、自分を変えるには付き合う人を変えるのが一番というのは確かに適切かもしれない。
また、ドラゴン桜2ではみんチャレというアプリで習慣化を成功させる方法が紹介されていたがこれも付き合う人を変えるという意味では正しいかもしれない。

このサイトでは英知と狂気を対比させていたが、最初の方の但し書きで、いきなりみんなで考えるのではなく、最初は一人で考えてそれを共有するのが正しいとあった。これは同調圧力や不都合な事実が入って来にくい緊密な関係を壊すための仕組みと言えるのかも。

出典を失念したが、週に1回友人とテーマを決めて、議論をする集いを推奨する本があった。そこでは、著者はその活動をキブツと呼んでいた。これもネットワークの情報を整理するという意味では非常にいい活動かもしれない。また、『感じるオープンダイアローグ』という本では、医者と患者に閉じがちな精神科の診療を家族やソーシャルワーカーとともに対話する実践について紹介されている。これも、、閉じたネットワークに外部を引き入れることにより、流れる情報を変える取組みと言えるかもしれない。いずれにしてもネットワークが自分の大部分を作っている。

少し前にソフトウェアエンジニアの間でThe Great Hackというドキュメンタリーが話題となった。選挙運動の際に、どのように個人情報を使いターゲット広告を出すかによって、人の意見が左右されるかを描いたもので、SNSの影響力にとても恐怖を感じた。このような政治や社会運動についても、人の繋がりを理解し、対抗することが有効かもしれない。

洋吉さんのブログで、こんな一説があり、人を悼むとはこういう事なのだろうと思った。その人だったら何というだろうかを考えて自分の考え、行動に取り入れることも人とのつながりだと感じた。

君はあまりにも早く人生を閉じてしまったし僕は君を助けてあげられなかったよ。だから、僕は君が生きていたことが消えてしまわないように、ちゃんと世界に差を生み出すように、君が教えてくれたことを何かにつなげて行きたいと思う。


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