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Anbernic RG35XX Hを触ってみて

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Anbernic RG35XX Hを入手してから数日、システムアップデートやゲームを遊んでみて感じたことを簡単にレビューしてみたいと思います。

本体のサイズ感

本体はかなり小型です。
持ち運ぶにも全く苦にならないサイズ感で、小型デバイス好きな私にどストライクです。

ROG ALLYとRG35XX Hのサイズ比較

ただ画面も小さいので、細かい文字などは読みにくく感じることもありますが、顔の前に持ってきて操作することが多いのであまり問題にはなってません。

画面について

サイズ感でちらっと触れましたが、本体が小さいのでそれにあわせて画面も小さいです。
解像度は640×480で画面比率は4:3です。
高解像度ではありませんが、レトロゲームを遊ぶことに関してはあまり問題になりません。
また、画質は価格の割には悪くなく違和感なくゲームを遊べています。
しかし、画面が小さいのでNintendoDSのデュアルスクリーン表示は見にくいように思いますし、タッチスクリーン非対応なのでタッチを多用するゲームは遊びにくいかもしれません。(DSは吸い出し環境が無いので未確認)
また、ミニHDMI端子がついているので外部モニターへの出力が可能です。
ケーブルは付属していないので別途準備する必要はありますが、据え置きゲーム機みたいな使用も可能です。
ミニHDMI端子なので接続機器によってミニHDMI端子からHDMI端子へ変換するケーブル、もしくは1部のモバイルモニターだと両方ミニHDMI端子のケーブルが必要になります。
大きな画面で遊びたい方は外部出力を行ってみるのもいいと思います。

互換性

搭載しているエミュレータはRetroArchです。
なので遊べるゲームはRetroArchが対応しているハードウェアです。
基本的なFC、SFCなどはもちろんDCやPSPなども対応しています。
まぁ、対応しているだけでスペックの問題もあるので遊べるレベルで動作するかは別ですが。
また、BIOSなしでも動作するコアもあるのでBIOSが用意できなくてもある程度は遊べます。
BIOSやゲームに関しては必ず自身で吸い出したものを利用するようにしてください。

処理能力

RG35XX Hの処理能力はFCやSFC、PSのゲームなどの軽いものはそれなりに遊べます。
他の方のレビューではSSが起動できなかったというものがありましたが、うちの環境では起動はできました。
しかし、酷い音飛びが発生しておりちょっとまともに遊べないレベルでした。
なので、処理が重いと言われているSSやDC、PSPなんかは遊べるゲームは少ないと思います。
(DCとPSPはソフト未所持なので動作は未確認です)

サウンド

スピーカーは本体下部についてます。

左右にある縦型のスリットがスピーカー

ステレオに対応しており、そこそこの音量で再生されます。
音質はまぁ聞けるレベルといった感じでめちゃくちゃいいというものではないです。
本体を持ったときに指で塞ぐような位置には無いのでしっかりとサウンド出力がされます。
イヤホン端子もあるのでそちらで聞けばスピーカーよりはマシかなと。
まぁ、価格相応かなと思います。
後、Bluetoothも対応していますがこれはコントローラーを使用するためのものでヘッドセットは利用不可のようです。
まぁ、これに関しては後ほど書く問題点があるので利用は……。

ネットワーク

こちらは無線LAN対応しており、ネットワーク接続が可能です。
Wi-Fi5までの対応でネットワークを用いて対戦などが行えるようです。
後、RetroArchの設定を変更することでコアの追加ダウンロードが可能です。
設定箇所は設定>RetroArch設定>設定>ユーザーインターフェース>メニュー項目の表示/非表示>オンラインアップデータを表示を選択すればOKです。
この設定を行っておけばコアの追加やオンラインアップデートが行えます。
といってもこれも後ほど書く問題点のため利用は……。
有線接続が行えるのかは、手元にUSB-LANアダプタなどの機器がないので未確認です。
また、USB無線LANアダプタも無いので動作するかは未確認です。
いつか機器を入手したら検証したいと思います。

コントローラー

内蔵コントローラーはSwitchのProコン準拠なABXYのボタン配置です。

Switch準拠なABXYボタン配置とアナログスティック
比較のためのABXYがXBOX準拠の配置

アナログスティックもあるので64やPSP、1部のPSソフトも問題なく遊べます。
LRボタンの配置が特殊なので慣れるまではちょっと押しにくいかもしれません。

LRボタンが横並びな配置

反応に関しては特に問題ないように思います。
十字ボタンも押しにくいといったこともなく、スティックも押し込みに対応しています。
操作感は悪くない感じです。

また別途外付コントローラーも利用可能です。
有線接続とBluetoothによる無線接続が可能です。
無線に関しては後述の問題があるのであまり触れませんが、簡単に確認したところDUALSHOCK4でメニュー操作(RetroArchのメニュー含む)には使用可能、ゲーム起動後は使えませんでした。
2.4Ghz版の8BitDo M30はUSBハブを利用してUSB C端子からA端子へ変換してドングルを差すとこちらはメニュー操作、ゲーム操作どちらも行うことができました。(OTG1、2共に利用可能)
Bluetooth接続のコントローラーはちょっと不安定かもしれません。
有線接続で使用する、またはドングルを使うタイプの無線コントローラーを使用するのがいいかもしれません。

問題点

さて、問題点があると書いてますがまず1点目。
技適マークの表示がありません。
そのため無線機器の使用はNGです。
今回、無線機器を使用しての確認は技適未取得機器を用いた実験等の特例制度の開設届出をした上で行ってます。
そのため皆さんは無線機器の利用は行わないでください。

次の問題点はROMイメージやBIOSイメージが同梱されてしまっていることです。
私はとりあえずこれらの使用はせずに自身の手持ちソフトとBIOSで動作確認を行いましたが、かなり大きな問題だと思います。
同梱ソフトやBIOSが許可をとっているとは思えないので、皆さんも購入時は同梱のソフトとBIOSは削除して利用しないようにしてください。
FWアップデートイメージにはゲームが含まれていないものもあるようなことが書かれていたので、そちらを使用してアップデートするのもいいかもしれません。

総括

RG35XX Hを数日間使ってみたレビュー的なものを書いてみました。
発売が今年の1月の機種なので色んな人がレビューしており、出遅れ感は否めませんが……。
しかし、触ってみて以外にしっかりとしたできでいい感じのエミュレータ機です。
ROMが同梱されてしまってるのがよろしくないですが、そこは中華クオリティといったとこなのでしょうか。
手持ちのPS、SS、SFCソフトを動かしてみましたがSS以外はしっかりと動作して遊べそうです。
SSはPCで動作するエミュレータをようやく最近見つけたので、しばらくはそちらで遊ぶようにします。
購入してみてそこそこ満足感が高いので、もう少し高性能な機種にも手を出して見ようかなと思います。
RG35XX Hに関しては、後ほどいい点と改善して欲しい点の記事も書きたいと思ってますので、今しばらくRG35XX Hの話にお付き合いお願いします。
この記事が、RG35XX H購入の参考になれば幸いです。


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