自由分析

DATA Saberのコミュニティ活動を継続して対応しております。
今回は自分が好きな分野を自分の好きなように分析してみよー!!をテーマに三本立てで参りたいと思います。

また前回の反省を踏まえ、まず興味がある分野のデータをある程度集めて、Tableauで可視化→インサイトを得る。必要に応じて再度データの取得の流れで行いました。

さて、まず私が好きな分野ですが、自然科学が好きな分野となります。(ちなみに前回の投稿でも触れていますが、理系です。)
実家が地方の田舎であり農家を営んでいる関係上、昔から自然に触れる機会が多く自身も自然科学全般に興味があり、最近では関連する国家資格を取得しようと独学で頑張っております...

データの取得

今回用いるデータの取得元は以下となっております。

政府統計の総合窓口
日本の統計が閲覧できる政府統計ポータルサイトです。

気象庁
気象庁が発表している気象データや地震データなど、管理している全般を取得できるサイトです。


1.国内作況調査の分析

前段でお話ししましたが実家は農業を営んでおり、米の生産を行っております。
そこで、日本国内の穀物に関して分析を行いインサイトを得ようとしてみます。

国内作況調査の分析

分析結果
・稲類の収穫量は年々減少傾向にある。
・都道府県別に収穫量の合計を見ると、東北~北海道にかけて収穫量の比重が多いことがわかる。
 →つまり温度が寒い地域ほど収穫量が多い可能性が
 →温度に関する分析を取り入れることとする
・全国の平均気温は年々上昇傾向にある。(これは温暖化を考えれば妥当である。)
 →別途湿度もチャート化しているが、温度が上がれば相対湿度が下がることは科学的にもつじつまが合っているため、今回は温度のみを考える。
・都道府県別の平均温度を見るとやはり東北~北海道が低いことがわかる

つまり、稲類の生育は温度の情報変化が生育の阻害要因の一因になっていること可能性を示唆している。


2.漁獲量と温度の分析

1つ目の分析で温暖化に関して触れたので、2つ目も温度に関する分析にしました。
今回は漁獲量、大気温度、海洋温度の3点に着目しております。

漁獲量と温度の関係は?

分析結果
・1990年代より日本近海での漁獲量が減少傾向にある。
・特定の種類ではなく全体的に減少している
・温暖化を考慮し、大気温度が海洋温度にどれだけ影響しているかを見ると、大気温度の上昇に伴い海洋温度も上がっていることがわかる
・さらに海洋温度の上昇は漁獲量の減少につながっていることがわかる。

つまり、漁獲量の減少にも温暖化が密につながっており、温度が上昇することによって、海洋生物の生態にも影響していることが示唆される。

一般的な考えだと、温度上昇によってそれまで居た場所の温度に耐えられず別の場所に移動したか、それとも生物活動そのものが出来なくなったかを調べても面白いかもしれない。
(より専門的なデータが必要になるので、フリーで手に入るデータでは限界...)

3.温泉と火山の関係

3つ目は分析というよりかは、一般的に知られている科学情報を可視化することによって、難しい考えをせずとも直感的にわかるようにしてみました。

温泉と火山の関係

(ちょっとカッコつけて英語とかにしてますwww)

温泉ですが、海水が海洋プレートに巻き込まれ地下深くに到達したのち、地下のマグマの影響で熱せられ地上に湧き出したものが温泉となります。

つまり、温泉があるということは、活発なマグマが存在することと同じであり、Vizを見ても、温泉がある地域には火山が数多く存在することがわかると思います。

また海洋プレートに巻き込まれるということは、地震が発生する確率も自ずと大きくなることを示唆しています。

日本は非常にたくさんの温泉が存在しますが、それは常に火山や地震の危険と隣り合わせであることを示しています。まさに豊穣と災害は表裏一体です。


まとめ

ここまで自然科学のデータを扱い様々なデータ分析を行ってきました。
可視化することによって新たにわかることの多さにはさらに実感しましたし、特に自分が好きな分野を分析することでより深いインサイトを得ることができ非常に満足です。

次回以降はMoMなど既にデータが用意されているものに対し、どのようにアクションしていくか実践しながら学んでいきたいと思います!!

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